あちゃ!巫女バイトがやらかした!お勤めの日常② 大安と不成就日 縁起のいい日に慄くというお話
こんにちは、観れば運気アップ読めば開運・お寺神社の情報サイト「巡縁」です。本日は大安吉日!本日は「暦」についてお話したいと思います。
暦ってなに?
やはり縁起のいい日に神社お寺に参拝したいもの、「大安」「天赦日」「一粒万倍日」といった、よく知られた吉日に多く参拝にいらっしゃっていただいています。
お勤め先の先輩から教えていただき「本日の暦」を無料で配信してくださるサービスに登録しているのですが、朝、そのメールを見て「あ、今日、大安と一粒万倍日重なってる」=「本日忙しいお知らせ」を見て落ち込んでいます。気合を入れています。
六曜の順番をご存知ですか?
さて、この大安を含む「六曜」には順番があります。例えば、大安から数えた場合次のような順番になります。
「大安」→「赤口」→「先勝」→「友引」→「先負」→「仏滅」→「大安」に戻る
ところが時々タイミングがずれることがあります。
例えば今日の大安は、正直大変驚きました。
でもカレンダーを確認すると先勝の翌日である昨日が、友引ではなく仏滅になっていました。
朔日で切り替わる六曜の順番
六曜には先ほどの順番のほかに、
次のように毎月1日がどの六曜から始まるという決まりがあるそうです。
旧暦一月・七月は「先勝」
旧暦二月・八月は「友引」
旧暦三月・九月は「先負」
旧暦四月・十月は「仏滅」
旧暦五月・十一月は「大安」
旧暦六月・十二月は「赤口」
昨日2024年5月7日は旧暦4月朔日(1日)だったため、本日5月9日は大安になったということでした。大安日にコラムの公開を依頼いただいているので、別の意味でも大安の来訪にドキドキしています。
仏滅って仏教と関係あるの?
また、仏滅と言いますと、仏教に関係あると思われがちですが、実は全く関係がありません。もともとは「物滅」と書かれていたそうですが、「仏滅」とすることで「仏も滅するような大凶日」として凶日であることを強調する意味合いで使われるようになったとされています。
浄土真宗では特に、いい日も悪い日もないとしています。
また、悪い行いをやめ、よい行いに励めば、毎日がよい運命が来る良い日となるというどおりがあり、「日々是好日(ひびこれこうじつ)」といわれています。
「選日(せんじつ)」はご存知ですか?
暦には「六曜」とは別に十干十二支の組み合わせによって吉凶を判断する「選日(せんじつ)」が掲載されています。
先ほどお伝えした「一粒万倍日」「天赦日」などです。
「選日(せんじつ)」には「不成就日」という日があります。
その名の通り「なにをしても成就しにくい日」ということで、人生のビックイベントのようなお祝い事は避け、休息を取ったり、粛々と日常を過ごすことが勧められているようです。
ただ、平均すると1週間に1回はやってくるそうので、かなり身近な「凶日」と言えます。いちいち気にしていては何もできない、忙しい現代社会ではありますが、大きなイベントの場合には気にかけてみるのもおすすめです。
ちなみに先ほどの「天赦日」は日本の暦の上でもっとも吉日とされている日で「神様が全ての罪を許してくださる日」だそうですよ。
もちろん、悪さしていいわけ日ではないので、ご留意ください。
吉日と凶日が重なったらどうしたらいいの?
さて、「六曜」と「選日」は別の暦の捉え方のため、こんなことが起こりえます。
今日は大安吉日!でも不成就日!
今日は仏滅!でも天赦日!!
大安と不成就日が重なった場合には、不成就日を優先した方がいいと言われているそうです。
また、仏滅と天赦日が重なる場合には、天赦日が仏滅を半減させるそうです。仏滅は全てが無に戻るという意味でスタートには縁起のいい日だそうなので、何かの事始めには縁起のいい日と言えるかもしれません。
さて、当社にも「大安」と「不成就日」が重なったときにも安定して参拝にいらしていただいております。お近くの方は、毎日お参りされていますし、信心がもっとも重要なのかもしれません。
ただせっかくなので、旅先や一生に一度のお参りにはよりいい日取りで参拝されるのも、参拝の楽しみ方の一つかもしれませんよ。ぜひ参考にされてください。
ちなみに「大安」でも「天赦日」でもないのに大変混雑することがあり、後で暦を見てみたら「神吉日」とか「大明日」とか色々、ナニソレ知らなかったよ〜〜〜!と先輩が震えていたことがありました。暦は奥が深いです。
巡縁コラムのお知らせ
巡縁ではこれまでも多くのコラムを配信しています。
今回は「今年は厄年 ご祈祷を受けようか悩んでいる人へ〜ご祈祷受けたらこうなった〜 」をご紹介します。厄年でご祈祷を受けるか悩んでいる方はぜひ参考にされてくださいね!
ご祈祷はだいたい5,000円から予約なしで受けられることが多いようです。また、ご祈祷後にはナニかしら、特別なお土産がもらえますので、社寺の参拝の特別な思い出になると思います!
ご祈祷は1箇所でだけ受けるのではなく、多くの場所でお寺神社問わず受けるのがおすすめです!(と、先輩巫女が神職に教えていただいたそうです)
ぜひ厄年でなくても、気軽に受けてみてください。