クラッシュ・ロワイヤルのいいとこまとめ

2016年3月8日 23:28

SUPERCELLの新作「クラッシュロワイヤル」がゲームとしてはもちろん、その他機能のデザインがとてもよかったので、noteの練習がてらまとめてみました。

０.クラロワって？

クラッシュオブクランのデベロッパーが開発した対戦型ストラテジーゲーム。クラクラの世界観を引き継いでいて、おなじみのキャラも登場。

エリクサー（コスト）を消費してユニットを召喚し、自陣（下側）を守りながら敵陣のタワーを破壊するのが目的です。
どんどん攻めましょう。

まず特徴的なのはバトルの報酬で獲得できる宝箱のシステム。
宝箱の中にはユニットのカードとお金（ゴールド）が入っています。
しかし！　報酬なのに、なんとそのまま開けることができない！

・宝箱を開けるには一定時間待つ必要がある
・待ち時間は３段階のレア度に応じて３〜１２時間
・宝箱は同時に１個しか開けることができない
・宝箱は最大で４つしか保持できない

3時間おきにログインしては回収して次の宝箱を開けないといけないため、再ログインを促すリテンション要素になる他、報酬として手元にあるが故についついお金を払ってでも開けたくなってしまうという時短課金要素にもなっています。設定金額も一般的ガチャに比べれば格段に安いので、ついつい開けてしまいがち。

グローバル配信で高DAUが期待できるタイトルだからこそですが、メインの課金要素にこの仕組みを持ってくるのはさすが。
勝者の余裕だけでなく、開拓精神を感じます。

なお当然のことならがレア宝箱以外は捨てたいところですが、破棄はできません。待って開けるか金を払うかの二択…！

バトルで使えるユニットはカードになっていて、複数集めることでレベルを上げてパラメータを強化することができます。

・カードがダブるとレベルアップできる
・ただし必要枚数が2枚、4枚、10枚…とレベルが上がる度に増えていく

種類が少ないこともありますが、カードゲームの仕様で悩むポイントであるダブりカードの処理を、最も基本的なレベルアップに集約してしまったのはなかなかの英断だと思います。
（上限レベルアップとかにしがち）

またカードをレベルアップした時にのみ、プレイヤーレベルを成長させる経験値が獲得できるため、使っていないカードでも積極的にレベルアップをする必要があります。
（プレイヤーレベルが上がるとタワーのHPが強化され有利になる）

これらの要素によって、「少ないカード種類でもダブりを期待しながら集める」という作り手側的にはかなり理想的な仕組みが出来上がっています。

バトルに勝利するとトロフィーが獲得でき、このトロフィーを一定数集めることでより上位ランクのバトルアリーナに参加することができます。

上位アリーナに上がると、新しいカードがアンロックされていきます。「ボムタワー」や「最弱スケルトン×20体」など、戦略性の強いカードが次々に登場します。

この仕組みの良い点は以下の通り。

・徐々にカードが増えるので、プレイヤーが学びながら成長できる
・上記のダブりシステムとの兼ね合いで、最初はカードが少ないのでダブりやすくレベルアップしやすい（嬉しい）
・課金して宝箱を即開けしてもそのアリーナまでのカードしか入手ができないため、同ランク帯での手持ちカードの差がつきづらい

特に排出カードがアリーナに依存していることで序盤から激レア強カードを引いてしまうことがなく、同ランク帯であればほぼ同条件で戦えるため、ある程度の競技性の担保につながっていると思います。
（課金してカードを集めまくった人はさっさと次のアリーナに上がるので、キャラ課金というよりは時短課金の側面が強い）

ゲーム内容について個別にピックアップしていると終わらないのでポイントだけ。

・MOBAの3ラインから２ラインへの縮小、３分の時間制限がちょうどいい
・コストを細分化しすぎず１０段階に抑えた上で、小型ユニットを「槍ゴブリン×３」のようにスタックしたのがいいアイデア。高火力キャラの対抗策になる他、範囲攻撃キャラが活きる。

キャラ配置ゲーなので一旦受ける後出し有利になりがちなところが悩みどころですが、手札の引きで流れも変わりますし、今後のユニット追加次第でも変わるかもしれませんね。

リアルタイム対人バトルオンリーのゲームなので、クラクラに比べるととっつきが若干ハードですが、要素がとても綺麗に整理されていて遊びやすいゲームだと思います。

ターン性のハースストーンに比べると忙しいかわりに体験が直感的なので、適当にポイポイユニットを置いてるうちに「あれ、こいつ強いぞ」という感じで徐々にコツをつかみやすいかもしれません。

そんなわけで、とりあえず遊んでみてください！
（1200円ぐらい課金すると宝箱サクサク開けられてストレスフリー！）

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