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都立入試国語の大問5古文対策について記事を書いていく。

前回の記事はこちら。

以下は平成31年の入試問題。

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都立入試国語の古文は

古文知識が要らない

と書いていたが、

近年は、

現代仮名遣い

の知識が問われている。

けして難しいという問題ではないが、現代仮名遣いについての知識を押さえておくことが重要になってくるので、しっかり学習しておこう。

そして、今回の問題も[問4]の問題文を読むと、

「文中の線を付けたア〜エのうち、現代仮名遣いで書いた場合と異なる書き表し方を含んでいるものを一つ選び、記号で答えよ。」

と書かれているので、読解力ではなく、現代仮名遣いの知識が問われている。

では選択肢ア~エを確認していくと、

ア「おしましけり」×⇒「おしましけり」

イ「かざしに」

ウ「よみたりける」

エ「もとは」

となるので、答えはとなる。

そのために基本的な「歴史的仮名遣い」を以下6つのポイントを押さえておこう。

①語の頭以外にある「は・ひ・ふ・へ・ほ」は、「わ・い・う・え・お」と読む!
(例)おす⇒お

②「ゐ・ゑ・を」は「い・え・お」と読む!

(例)なか⇒なか

③「ぢ・づ」は「じ・ず」と読む!

(例)なん⇒なん

④「くわ・ぐわ」は「か・が」と読む!

(例)くわじ(火事)⇒

⑤「au・iu・eu・ou」は「o・yu・yo・o」と読む!

(例)かうべ⇒こう

⑥助詞の「なむ」や、助動詞の「けむ」などの「む」は「ん」と読む!

(例)咲かな⇒咲かな

よって、今回の問題も上記の①に当てはまるので、アが答えとなる。

歴史的仮名遣いの基本的な知識が近年は狙われているので注意しよう。

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