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都立入試国語の古文対策について記事を書いていく。

前回の記事はこちら。

古文の問題においても古文知識ではなく、

読解

がポイントになる。

今回も正しく読解していけば、確実に解けるのでそこを意識して解いていく。

以下、平成31年の入試問題。

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まず[問3]の問題文を確認すると、

白洲さんの発言のこの対談における役割を説明したものとして
最も適切なのは、次のうちではどれか。」

では本文を読んでいくと、

大岡 そうですね。あの人にはどうも桜の歌が二百首ぐらいあるらしいんですね。
(3)白洲 だから、本当に好きだったんですね、吉野山にもこもっちゃうぐらいだから。紀貫之にも、桜はたくさんございますか。」
⇒大岡さんの話を肯定し、紀貫之についての話題に変えている。

という矢印のポイントを踏まえて問題を解いていこう。

では選択肢を確認していこう。選択肢を確認していくと、

「西行の話に興味を抱きながらも紀貫之の具体例を尋ねることで貫之
と西行の共通点を聞き出そうとし、
大岡さんの次の発言を促している。」×

「紀貫之と西行に関する大岡さんの発言を不思議に思い、桜を題材にした歌の多さを尋ねることで問題の所在を明らかにしようとしている。×

大岡さんが述べた西行の生き方を受け、新たな視点として紀貫之についても尋ねることで対談の内容を古今集全体の話題へと広げている。×

「直前の大岡さんの発言に賛同しつつ紀貫之の桜の歌の多さを尋ねることで、話題を西行から貫之の歌に戻して対談を深めようとしている。

となるので答えはエとなる。

選択肢には余計なことが入っていたり、本文からでは読み取れないことが書かれていたりするので、そこに注意していこう。

また選択肢を選ぶ際は、

消去法

をしていくと良い。

古文も読解力を高めれば確実に解けるので、ぜひ正しく読解するようにしていこう。

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