都立高校入試社会「日本地理統計資料問題」対策
都立入試社会の日本地理統計問題について書いていく。
今回は平成29年都立入試の大問3で出題された以下の問題。
この問題は平成29年都立入試社会の問題の中で一番正答率が悪かった。
ではこの問題をどのように解けば確実に点数が取れるのかについて具体的に書いていく。
以前は世界地理で統計資料問題の解き方を記事で書いた。
その時の解き方のポイントとほぼ似ているので、前回の記事を確認してほしい。
では、それを踏まえて今回の3つのポイントは
ではまず、ポイント①から確認すると、
となる。
もちろん、港名が分かっていなくても問題は解けるので安心してほしい。都道府県は分かるようにしておこう。
次にポイント②を確認すると、資料Ⅱの文章から手がかりを掴んでいこう。
資料Ⅱを確認すると、
よって、まずは①と③からSは大阪港だと判断できる。
あとは、資料Ⅰのア~エのどれかを選ぶのみ。
資料Ⅱの③で書いたとおり、イかウの選択肢が答えとなるのでここから考えよう。
ウの選択肢は、1970年,2015年輸出1位品目に自動車が入っているので、中京工業地帯ということからウの名古屋港と判断できる。
よって答えはイの大阪港が答えとなる。(1970年の輸出1位品目に鉄鋼が入っているところからも阪神工業地帯がさかんな金属を押さえておくと判断できる。)
よって、解答はイとSになる。
このように難易度が高い問題であってもとても深い知識がけして問われているわけではない。
だからこそ、解き方をしっかり押さえたうえでこのような問題を解いていけば必ず解けるので、焦らず落ち着いて解くようにしていこう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?