都立高校入試社会「世界地理資料問題」対策
都立入試社会の世界地理の資料問題について書いていく。
以下は、平成29年の都立入試社会大問2で出題された問題。
この[問3]の問題は、1ページを使ってしまうほど、問題が非常に多い。
このような資料Ⅰ〜Ⅲまである問題が出題されると、やはり時間がかかってしまったり、効率よく解くことができなくなってしまう子が多い。
ではどのように解いていけば良いか2つのポイントを確認しよう。
では、以上のポイントの流れを確認しながら具体的に解いていこう。
今回の問題は、
という問題。
ではまず①の「問題文の国名」から確認しよう。
問題文から国名は
となる。
そして次に②で述べた「資料Ⅲの文章からどの国になるのか」を確認していこう。
以下資料Ⅲの文章の国名を判断するポイント4つを抜粋すると、
以上4つが国名を判断するポイントとなる文になる。
では、ポイントの文を確認していくと、
本初子午線(経度0度)が通っているのが、イギリスと理解していていればけして難しくない。
他のQ(ポルトガル)、R(ウルグアイ)、S(カナダ)は明らかに地図を確認しても東経20度を通らない国だと判断がつく。
この時点でまずはPと解答できる。
次に資料Ⅱ~Ⅲのア~エで、どれが南アフリカ共和国になるかだ。
以上の②③の時点でウが共通しているので、答えはウと判断できる。
念のため、④も確認しておくと、
よって答えは完全にウになるので、
今回の問題の解答は、
が正解となる。
このように資料が多く、非常に混乱しやすく時間もかかりやすいと思ってしまう問題でも、ポイントを押さえて解いていけば容易に解くことができる。
ぜひこの傾向の問題が出題されるときは、以上に述べたポイント2つを押さえて解いてほしい。
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