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UNBOUND GRAVEL 2024: 100 mile


はじめに

昨年に引き続き、GARMIN UNBOUND GRAVELに参加してきました。距離は100マイル(といっても109マイル=約174キロありましたが・笑)。
200マイルにも心が惹かれましたが、去年の100マイルのレースでひどい脱水になり、後半がグダグダだったこともあり、まずは100マイルをちゃんと走り切ることが重要だなと。

トピーカ滞在

現地入りしてから3泊はカンザス州の州都トピーカ(カンザスシティはミズーリ州)に宿泊し、レース前日の金曜日にエンポリア入りするというスケジュールです。
トピーカ滞在中もエンポリアの様子がSNS等でガンガン流れてくるので、気持ち的に早く行きたいと思ってしまうんですが、レース間近の雰囲気が充満するエンポリアはいるだけで気疲れしそうで、このスケジュールでよかったかなと思っています。
ちなみにトピーカでも素敵なグラベルを走ることができました。州都といっても大都会という感じではなく、街中にもいい感じの遊歩道が縦横に走っているほか、少し郊外に出るだけでグラベルロードがたくさんあります。

上の動画中で、このライドの日にエンポリアに行ってリブを食べたというのは記憶違いで、エンポリアでのリブはこの翌日でした(この日もトピーカの別の店でリブを食べたんだけどね・笑)。

レンタカーのトラブル

木曜の夜はレンタカーのキーが突然作動しない(クルマに入ることすらできない)トラブルに見舞われ(補助の物理キーは取り外されていました)、深夜のレッカー移動に立ち会うなどの想定外の状況に。
翌日も朝から同宿のナカソ君、舞葉さんにカンザスシティ国際空港のHertzまで送ってもらい(2人がいなかったら1人で途方に暮れるところでした。本当にありがとうございました!)、代わりのレンタカーを受け取るという面倒なことになりましたが、これが1日後に起こっていたらシャレにならないわけで、不幸中の幸いだったのかもしれません。

で、トラブルの具体的状況ですが、モーテルの狭い駐車場に停めてて、この角度でこのスペース、普通に搬出は無理でしょ?と思ったら、ものの見事にトラックに積み込んだワイルド系アメリカオヤジの超絶テクニックはこちらです。これには感動しました(笑)。

エンポリア入り~レース前

ともあれなんとか前日にエンポリア入り。その前日の木曜も一旦エンポリアには来ていて、パケット・ピックアップ(選手受付)を済ませています。

ホテルは去年と同じモーテルです。ここ、去年はお世辞にもきれいではなかったんですが、チョイスホテルグループの運営になり大幅にリニューアルされた模様で、結構快適に過ごせました。

ホテルの客室
グラベルキング限定カラー

レース前夜はパナレーサーさんの食事会に参加。リブアイサンドイッチをいただきました。本場の肉は美味い!

早々にベッドに入りしっかり睡眠。そして朝食は冷食のパスタ、トマトスープ(いずれも電子レンジで加熱)、ゆで卵2個、サンドイッチ。これらをスポーツドリンクで流し込み、かなりしっかりめな朝食となりました。

補給の準備

補給食はKODAのジェルを8本、スポーツようかんを6本。水は1.5リットルのハイドレーションバックパックをメインに、予備でボトルを2本。エイドステーションは88キロ地点に1つあるだけなので、その間のトラブルも想定してかなり多めに持ちました。

水には濃縮イオン均衡液のアライバルを投入。同量とったときの水分摂取効率がアップするという、このてのレースにはめちゃくちゃ重宝するやつです。ハイドレーションバックパックにもボトルを忍ばせ、エイドステーションで補充した水にも投入しました。相当効果を発揮してくれた実感ありです。

Race Day

レースの様子はYouTubeにアップしました。2時間ほど録画し、さすがにある程度カットしましたが、記録の意味も込めて長め(1時間04分)に編集してみました。チャプターを付けているので、適宜スキップするなどしてご覧いただければと思います(ちなみにアナリティクス見たら、それなりに全編視聴されてるようでびっくり😅)。

使用機材
Bike: Cervélo Áspero5
Tire: Panaracer GravelKing X1スタンダード (700 x 40C)2024 限定カラー(パープル) 2気圧
Shoes: Lake MX238 GRAVEL
Hydration Backpack : USWE OUTLANDER2
Camera: GoPro HERO12 Black

スタート直後はいい位置の集団に乗ろうとする人が多いので、かなりの高速展開。まじかよーと思いながらなるべく乗り遅れないよう付いていきました。
今回走ったノースコース(エンポリアの北側)、路面は概ね走りやすいのですが、時々かなりガレた状態のセクションが登場します。そして、その後には決まって複数のパンクが発生していました。しかし、グラベルキングX1スタンダードは何ら問題なくクリアしてくれました。周りでもパンクしたという話は聞かず、非常に安心感があります。

途中からは日本人で一番前に出る展開になり、水分、エネルギーとも補給は順調にでき、去年のようなきつい展開になることもありませんでした。

88キロ地点のエイドでジェルと水を補充し、150キロのウォーターオアシス(水だけのエイドステーション)には立ち寄らずにゴールに向かいました。身体は最後まで元気いっぱい。

タイムは6時間14分。去年は長い泥区間があったとはいえ、去年より2時間くらいも早く帰ってくることができました。
日本人で最先着なのは薄々分かっていましたが、年代別でもそこそこ上なんじゃ?と思ったら、まさかの40位(上位10%ちょい)。50代は最ボリュームゾーンとはいえ少し残念。路面状況がよくて、レースの高速化がめちゃくちゃすごかったってことですね。まだまだ力が足りません。

レース後はMuc-Offの無料洗車サービスで砂埃を落としてもらいました。なお、今年は泥区間がなかったので比較的バイクは汚れませんでした。

レース後から帰国

レースの日はゆっくりと部屋で体を休めて、翌日はエンポリアの街の周囲をゆるくグラベルライド。エンポリアはグラベルシティと呼ばれていますが、まさに納得。この日はほぼレースコース以外を走りましたが、走りやすいグラベルロードが延々と続いていました。

エンポリア滞在を終えてからは、カンザスシティ国際空港の近くのホテルに1泊。最後のランチはカンザスシティのJoe’s Kansas City Bar-B-Queでリブ。ほんと最高でした。

そして、現地の火曜日の早朝便で帰国の途につきました。トラブルもあり、盛りだくさんな遠征でしたが、終わってみれば全てはいい思い出であり、素晴らしい経験をさせていただきました。

来年はまだ未定ですが、もし出場するならば、200マイルへの挑戦を検討してみたいと思います。

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