ワタシノ足跡第一四章〜使命、そして特命〜
派遣社員という形でアサヒビールの仕事に携わり初め
半年くらいたったある日のことです。
結論を先に言うと
お酒を売る仕事やお酒を楽しむ時間の演出の手伝い
そんな仕事なんですが、
これが
今、自分に与えられた使命
使命なんだと
答え合わせのような出来事がありました
仕事の経験が半年経ち
新たなチーム編成で職務を遂行するスタイルに
変更がありました。
エリア事に私達7人各自がリーダーになり
パートさん4、5人とチームを組み
エリア事に酒屋さん・スーパーマーケット
ディスカウントストアー・ドラッグストアなど
各自担当店を持ち各月のプロジェクトを行うという
スタイルに変わりました
その他に居酒屋さんなどの
飲食店を担当する部署もあります。
【今月は
スーパードライのロング缶(500ml)の売場の拡大
※フェイスアッププロジェクト】
こういったプロジェクトが
ビール・発泡酒・新ジャンル(第3のビール)
チューハイ・焼酎・洋酒
各カテゴリーにひとつずつあります
ある日、自分のエリアのお酒のディスカウント店で
スーパードライの店舗入口で大型陳列の作業応援に
呼ばれました。
初めて訪れる店舗でした
しばらく、作業に集中してひと息つき
店内をチェックしている
その時です
この店舗でビールケースを並べている
このシーン
どこかで見たような
驚きました‼︎
3年程前に御寺で修行中に読経を読んでいる際に
スイッチが入り画像やショートムービーが
脳内に浮かぶ。
詳しくは↓第七章に書いていますが
その脳内に浮かんだショートムービー
そのまんまの場所・店内景色
まったく同じだったのです。
読経中は『何でビールケースを並べてんだ⁈』
と思っていましたが
3年後の自分を客観視していたのです
ドラえもん的に言うとタイムマシンに乗って
のび太が未来の自分が将来を見る
そんな感じです。
これはホントに驚きました!
御寺から離れて
1年半後にまさかこんな事があるなんて。
もしかしたら、この経験も神仏の導き⁈
般若湯(はんにゃとう)という言葉が
仏教界にはあります。
ひとの喜びを倍増して悲しみを軽減したり
喜び悲しみ労いを分け合い
共有する事も出来るのがお酒
そんな役割りのお手伝いができたらいいな!
そんな想いを胸に誓い、この職務に応募した
不慣れな大企業の気質に
ついていくのが必死だった
他県は私の仕事のポジションは多くて5人
大都市 福岡でも5人
鹿児島は7人
結果を出せない者はドンドン退職させられる
即戦力にするために中途採用なのだ
そんな話を他県の方から
耳が痛くなるほど聞いていましたので
【徐々に】
なんて事を考えず
必死に結果だけを求めていました
この正夢のようなシーンを確認した瞬間
『初心』を忘れていた自分を猛反省して
これが!この職務が今、自分の使命なんだ‼︎
ふたたび、自分に誓いを告げました
前記の芋焼酎王国鹿児島での
『麦焼酎かのか』販売の開拓
これも使命だったのか。
そう想いました
その頃から
私は上司から呑み会などの席や
こっそり会議室に呼ばれ
例えば
『ウイスキーの前年比の売り上げが悪いから
本社からのプロジェクト以外に
君はウイスキーに特化して動いてくれないか‼︎』
そんな特命を受ける事が度々ありました
私にとって身分不相応な大企業で働く上で
自分の居場所や存在のため
そして使命感。
シャカリキに特命に応じていました
ある日定例の九州ブロック会議にて
全部門前年度達成率1位
同率で私と福岡の同じ年の男性が表彰されました
不思議なことに
この男性とは今でも仲間ですが
牡蠣事件の際に新人トレーナーの松○さんが
『あんた達、近いうちに良きライバルになるから
切磋琢磨しなさいよ!』
と紹介された事がありました。
彼は実家が神社でいつかは神主になる
私は御寺から飛び出した僧侶
神社には御神酒
仏教には般若湯(はんにゃとう)
神仏ともに御酒は欠かせない物なのです
私と彼の当人だけしか知らない話でしたが
神社と御寺のお使い人ふたりが
アサヒビールという大舞台で
全部門前年比達成率首位争いをしていたのです。
つづく
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?