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【嘔吐、油】を浄化槽に流してはいけない理由3選!今日から実践できる対処法解説!
結論こちらの3選
![](https://assets.st-note.com/img/1669761072308-ObrCd0s6in.jpg?width=800)
詰まりの原因になる
処理水が悪くなる
ニオイの原因になる
いきなりですが、皆さん具合が悪く吐きたいなと思った時どこで吐きますか?
台所?トイレ?ゴミ箱?
さらに追加で質問ですが、料理で使った油をそのままシンクに流している方はいませんか?
この記事を最後まで読むと、嘔吐、油を流すことがダメな理由や流すとどうなるのか?
また、対処方法を解説しています。
お時間ある方はぜひご覧下さい。
トイレで吐いてしまうというのは、私も二日酔いなどの経験があるので気持ちは分かります。ですがこれからはトイレで吐くのはやめましょう。
「油をそのまま流す人なんているの?」という疑問の声も聞こえてきそうですが、
結構いるんです💦
なぜ流していることがわかるの?と思いますよね?浄化槽内を見れば一目瞭然なんです。
下水関係の仕事をしている方には共感できる内容だと思います。
油の使用が多い浄化槽内の動画です↓
閲覧注意となっているので汚物が苦手な方は見ないように。
嘔吐物、油を流すとその瞬間、目の前から手品のごとく消えてなくなります。
冷静に考えてみてほしいのですが、流したモノが消えるなんてことは当然ありません。
さまざまな人の手が加わり、浄化槽や下水道でキレイに処理され、側溝や河川などに放流されています。
トイレに吐くと詰まりの原因になる
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トイレに吐いてはいけない理由として、体内で消化されていない食べ物や油は、配管に詰まる可能性があるからです。
本来消化されておしりから排便されるんですが、消化されずに口から出たモノは、体内で消化された排泄物と比べて水に溶けにくいんです。
油は配管内に少なからず残り、こびりついて時間が経過すると蓄積され固まっていきます。
もしトイレに吐いてしまった場合は、嘔吐物を溜めてから流すのではなく、こまめに流して下さい。
嘔吐後の清掃も大事
吐いたモノにはウイルスや感染リスクがあるため、手袋、マスク、アルコール除菌などの清掃道具を使用し掃除もしておきましょう。
※余談ですが、除菌シートや流せるウエットティッシュを流すこともNGです。
詳細はこちらで解説
処理水質が悪くなる
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こちらは主に浄化槽の話になります。
下水道の場合だと、全ての生活排水が下水処理場に流れたあと、高度な処理がされています。
だからといってトイレに吐いたりなんでも流していいわけではありません。
合併浄化槽の場合、家庭で使用した全ての汚水が一家に一基設置してある浄化槽に流れて浄化処理をおこなっています。
浄化槽は微生物処理している
浄化槽ではどのような処理をおこなっているかというと、微生物の働きによって汚水をキレイに処理しています。
簡単にいうと「汚れを微生物が分解(食べている)」しています。
微生物も生き物なので、油や人間の体内で処理できなかったモノを処理するには、たくさんの酸素やエネルギーを使用します。
また、「嘔吐物には栄養分が多すぎるため微生物が増えすぎてしまう」ことも原因の一つです。
微生物が増える=酸素が減る=活性が弱る=処理できないといった悪循環が生まれてしまいます。
そうなると浄化槽とはいえ、なかなか処理が追いつかなくなり汚れた水が側溝や河川に流出してしまうのです。
ニオイの原因、槽内の装置が正常に機能しなくなる
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ニオイというのは個人差があり、感じ方はさまざまですが、ニオイのイメージとしては飲食店の下水のニオイです。
油っぽくツーンと鼻につく感じのニオイであります。
処理水の色も白っぽくニオイがあるため、近所迷惑や環境にも悪影響がでます。
また、油は水より軽いため、浮いている状態になっています。
槽内で油が固まり、配管の詰まりや移送することができなくなって水位が上がり満水状態になることもあります。
嘔吐、油の処分方法
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嘔吐物、油は流してはいけないということはお分かり頂けたかと思います。
対処法としましては以下の方法などがあります。
嘔吐物は燃えるゴミに出す
料理後の油はキッチンペーパーに吸わせる
油凝固剤を使用する
スープ、汁用の凝固剤もある
牛乳パックに紙を入れ漏れないようにし処分する
ポリ袋にペーパーを入れ油を吸わせて処分する
意外と知らなかったというような処分方法もあったんじゃないでしょうか?
Amazonリンクを貼っておきますので気になる方は見てみて下さい。
嘔吐物や油をゴミに出す場合、必ず水気をペーパーで吸収し漏れないように処理しましょう。
液体が漏れてしまうと清掃員の方に大変迷惑がかかるので。
詰まり対処、予防方法
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シンクにお湯を溜めて一気に流す方法を紹介します。
油は冷めると固まり、熱を加えることにより溶けて柔らかくなります。
その性質を利用した方法です。
排水を塞ぐ
お湯を溜める
一気に流す
まず排水部分に栓をします。
シンクに50℃程度のお湯を半分ほど溜まったところで栓を抜き一気に流します。
これをすることで柔らかくなった油や剥がれた汚れが水圧によって流れていきます。
簡単な詰まりであればこちらの方法で除去することや、詰まりの予防をすることができます。
※ 注意点として、お湯は熱ければ熱い方がいいと思う方もいらっしゃるかと思います。
ですが、「配管の耐熱温度は70〜80℃」といわれています。
経年劣化で古くなった配管は耐久力が落ちて変形する可能性もあるので、温度には十分注意して下さい。
まとめ
![](https://assets.st-note.com/img/1669762115442-hzKX7UY5zF.jpg?width=800)
嘔吐に関しては二日酔いに限らずさまざまな理由、事情があることも承知しています。
ただ知っているのと知らないでは意識や行動に変化が出ると思うので、頭の片隅に入れておいて頂けると幸いです。
上記の内容を実践すると、配管の詰まりや浄化槽の不具合、ニオイの原因に悩まされる確率が確実に減らすことができます。
気になっていたという方は今日から実践してみてはいかがでしょうか?
現場からは以上です。
※Amazonのアソシエイトとして、適格販売により収入を得ています。
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