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経済の仕組みとマーケット
経済の仕組みとマーケットについて、現在のマーケットはとても分かり易い動きになっていますので、以下に少し説明したいと思います。
先ずは経済のサイクルについてです。
景気が良くなっていく時、悪くなっていく時に起こることは何でしょうか。
スタートとして、好景気になっていく時に起こることから確認していきます。
1.👉財(モノ)、サービスが沢山売れる
2.👉会社が増益になる
3.👉株価上昇
4.👉賃金上昇
5.👉更にモノが売れる
6.👉モノの価格があがる
7.👉インフレを抑制する為利上げ
8.→会社は増産する為の投資を抑制
9.→モノが売れなくなる
10.→会社が減益になる
11.→賃金が横這いか下がる
12.→更にモノが売れなくなる
13.→モノの値段が横這いか下がる
14.→景気を刺激する為利下げ
今現在の日本は6と7の間に位置し
米国は7から8へ以降する途中にあります。
位置どころにあまり差が無いように感じますが、両者がサイクル上位置しているところは、対局に近いと言えます。
これから、利上げに移行することが予想される日本に対して、米国は利上げサイクルの最終局面にあり、その先は横這いか利下げサイクル入りが予想されるからです。
また、為替の動きについても考えてみます。
仮に1ドル100円で均衡状態にあった両者のうち、米国だけが継続的に金利が上がった場合、両者の金利差は拡大します。
当然、金利が高い通貨で運用した方が良いわけですから、円を売ってドルを買い運用することになります。丁度、今の円安がこの状態です。
近い将来起こることは、日本は利上げであり、米国はあと少しの利上げの後、利下げが待って
います。そうすると、内外金利差は逆に縮小方向になります。
以上のことからこの先の為替の動きを予想すると、円安が止まり反転する可能性が高まると考えていいと思います。
また、両国の株価の動きも景気サイクルの1から14に沿ったものであり、説明は容易です。
債券についてですが、債券はその構造上金利が上がれば単価は下がります。今現在米国の金利は歴史的にも高い水準になっているわけですから、当然価格は下がっています。
私も先日米国債券へ投資をして現在含み損になっています。しかしながら今回の投資が失敗に終わるとは考えていません。
もう皆さんお分かりの通り、少し期間を長く考えればその先は利下げになる可能性が高いからです。そうです。残存期間にもよりますが、基本的に債券は金利が下がれば単価は上がるのです。
上述のように現在マーケットで起きていることは経済の流れに沿ったものであり、非常に素直な動きであると言えます。
以上、簡単ではありますが、経済の仕組みとマーケットについて説明をしてみました。
感想などありましたらよろしくお願いします。
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