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FX取引(外国為替取引)の基礎知識  為替と金利の関係2~米国雇用統計~

こんにちは。向井です。

すっきりしない社会情勢、日本の政治、コロナ、金融市場、天気、花粉・・・
モヤモヤが蓄積されがちですが、本日も最後までお付き合いください。

???私だけ? モヤモヤ?

本題です。

FX取引(外国為替取引)第8回講座で金利上昇はその国の通貨が買われる
大きな理由の一つだとお伝えしました。

もう一度整理します。

国力が増す=良い経済指標=好景気⇒金利上昇⇒通貨高 です。

先週末、米国の雇用統計が発表されました。

既にマーケットに参加されている方々は注目すべき主要な経済指標であることは
ご承知頂いていると思います。

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今回についても米国雇用統計の発表にマーケットが反応していますので概要を確認します。
【米国雇用統計の整理】

・事前予想を上回る改善 

 2月雇用統計 非農業部門就業者数は前月比37万9000人増で市場予想の18万2000人増の倍以上

  1月雇用統計 4万9000人増から16万6000人増へ大幅上方修正

失業率    6.2%で市場予想及び1月の6.3%から低下

【マーケットの反応】

 米国長期金利=米10年債利回りは一時1.61%へ上昇(引けは1.57%)

 株式市場=一時下げるものの引けは前日比572.16ドルの大幅高

 ドル円=3月5日夜に108.63円まで年初来の高値を更新

 米雇用統計の大幅改善=米国景気回復の期待=米国長期金利上昇・株高=米ドル高円安


 今回の米国雇用統計は事前予想を超える改善を示し、マーケットも教科書通りの

 素直な反応になりました。


 実際にマーケットに参加していない方々も主要経済指標発表時には注目して、

 マーケットの反応を確認することをお勧めします。

 その繰り返しが経験になり、マーケットの方向性を予想する時の基礎にもなります。


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