見出し画像

頑張らない事を頑張らない。なぜなら、頑張れる事は宝だから。

わたしは頑張り癖が
かなり強いタイプです。
気がついたら、めちゃめちゃ頑張り
過ぎている。

それは、おそらく
頑張ることで、何かを乗り越えた
経験があるからだと思います。

いじめられようが、
親からディスられようが、
先生から暴力を受けようが、
不当な雇用契約で働こうが、
クビになろうが、

耐えて、頑張って
何とか自分を支えてきた経験が
あるから、頑張る癖がついている。

耐えて頑張れば何とかなるのだ。

と学習してきた。
これは経験値の賜物です。

でも、それは大変リスクの大きい経験値で、
苦しみ貯蓄をしていたりもしたようで。

30代になって身心を壊してしまった。

でも、気がついても頑張る事を
止められない。

で、40代でもっと心身を壊して、
本当に動けなくなって、
ようやく、何か間違ってるのかもと
思い始めました。

でも頑張り続ける。
病を治そうと、頑張り続ける。

なぜなら、そのやり方でしか生きて
来てないから、他の方法がわからない。

だから、
気がつくと、また具合が悪くなっている。
の繰り返し。

だから、
もう頑張らないと一度決めました。

でも、
頑張らないようにするのも至難の技です。
頑張っていないと、逆に不安になってくる。
頑張る事を抑制すると、
ストレスが溜まるんです。
余計に辛くなる。

どうやらそれは、
頑張らない事を頑張っている
状態になっている。

結局、頑張っている。

頑張ろうとする自分の気持ちに反して、
頑張らない負荷をかけている。
頑張るな~って、負荷をかけている。

つまり、
頑張るチームと頑張らないチームで
休みなく綱引きをしている状態。

綱引きって、そうそう長い時間持続できない
事ないですか?
めちゃめちゃ、しんどい。

綱引きをやり続けて、手の皮が剥がれまくり
血だらけになって、ようやく綱を手放しました。

周りを見たら、
綱引きもせずに、
ただのんびりお茶を飲んでいる人。
綱引きをやっている事そのものに、
気づいてしない人。
そんなのしんどいから、そもそもやらない
という人。

そういう人たちもいる事に気がつきました。

彼らは怠けているのか?
違うみたいなんです。
頑張って何とかするという選択を
しない人たちです。  
頑張らない、もしくは、頑張り方を知らない
人たちです。
それで何とかなってきた人たちでも
あります。

じゃ、私みたいな人達は?
彼らとはタイプが違い、
頑張る人であり、頑張れる人なんです。
それで何とかしてきた人達です。

頑張って、成果が出た事がある人達。

とも言える。

頑張れる事は、ある種の能力であり、
それは、宝であり、武器かもしれません。

頑張る事で何かをなし得た。
という経験が持てた人にだけ与えられる
称号のようなもの。

自分がボロボロになるまで
磨いてきた頑張るというスキルです。

それをみすみす捨ててしまうのは、
実に惜しい。

じゃあ、また私は、頑張る事を行使して
我が身を壊すのか。

いやいや、もうそれはいい加減卒業したい。

では、どうするか。

頑張り方を変えたらどうか。
頑張る度合いのリミッターを自分で
設定しておく。
頑張り過ぎているな。と自覚する。
壊れる前に自分で止める。

ようは、
無理しない。

そこだけ押さえとけば、
頑張れるって決して悪くない。
いや、むしろステキ。

そう思うようにしたら、
頑張っている自分が誇らしく、
誉めっぱなしです。

ほんと、いつも偉いな~。
わたし偉いわ~!

だって、頑張っているんですよ!
責めるポイント0です。

身体を壊してしまっても、
そこに結果が伴っていなくても、
頑張ったという真実だけは本物。
頑張った人だけが知っている真実です。
素晴らしいじゃないですか~。

だから、
私は「頑張る事をやめる事をやめる」
のではなく、
頑張る私を誇りに思う。
自信をもって頑張る。
これからも、多分、頑張っちゃう。
だけど、無理はしない。

これでいいんじゃないかな。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?