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あの時あの選択をしたから

人は常に、選択をしながら生きている。

本当に選んだ選択肢によって、分岐したパラレルワールドが存在するのであろうか。


私にも、あの時あの選択をしたから。。という出来事がある。

あれは、高校生の頃だったか。
某ネズミのテーマパークへ友人と出掛けた。
魔法が解けないように、電線が見えないようになっている、なんて プチ情報を友人にエッヘン😤と披露し、「みんな知ってる」と冷たく返された事が忘れられない。忘れるけど。

楽しみ尽くし、夢から覚めねばならぬ時間になり、名残惜しそうにお土産SHOPに入った私たち。

そこで、パーク内でしか絶対使わないであろう、絶対にこの先出番はないであろう、「被り物」に手を出してしまったのだ。やたら高いあれ。

夢から覚めたくない私たちは、それを頭に乗せ(自分の顔よりデカイ動物の顔を頭に乗せるってナニ?)電車に乗ったのである。

物凄く混んでいたが、私は全く恥ずかしくなかった。若かったのもあり、友人が一緒だったから。

しかし、状況は一変する。友人が「またね👋😃✨」と電車を降りたのだ。

私は友人に手を振ったその手👋を、頭に向かわせるべきか考えた。

おぃ、この頭の上のデカイ被り物、恥ずかしいの一言だ。みんな仕事して疲れきった顔のサラリーマンの真ん中で、バカみたいに頭に乗せている、あれ。
取るべきか取らぬべきか。
頭の中がぐるぐる回る。
友人に振ったその手を、そのまま頭に持っていくべきなのか!!!

短い時間で頭をフル回転させる!!
どうしたらいい?!どうするが正解なのだ!!!


私はスンッと前を向き、諦めた。
そう、取らない選択をしたのだ。
この選択は正しかったのか。
こんな楽しそうな被り物を被って、頭の上では満面の笑みの動物が笑っているのに、スンッと無表情で電車に乗る女。
シュールだ。

選択肢はたくさんあったはずなのに。
私があの場で被り物を買わなければ。
私がすぐに被り物を外していれば。
いっそ、こんな想いをするのなら、テーマパークなんて来なければ良かったのか。

私はいったい、どの選択を後悔すれば良いのか分からない。

結局そのまま帰りつき、母親に
「なにそれ!頭の!!無駄遣い!!ダッサ~😬」
の一言で終わらされた、悲しい過去である。

そして それは捨てる事も出来ず(高いから)、二度と頭にも乗せてもらえず、ずーっとこちらを見続けるオブジェと化すのであった。(ホコリon the被り物)

以上が、私の「あの時あの選択をしたから」である(笑)あはは!何だこの視点(笑)もっと真面目なお題ですな🤗ちゃん♪ちゃん♪




私をサポート?!なんてこった!!!一度よく考えて🤸 人生笑って生きましょう✨アナタが笑ってくれるなら♥️どうもありがとう!!