興味なかった戦闘機を好きになるまで


戦闘機ゲーをやった事もなければ 見た事すらほとんどない そんな人たち (と それに当てはまる俺の知り合いたち)に読んで欲しい

この投稿では
エースコンバット04の話 初めて出会った空戦ゲーの面白さを思い返して語る タイトル通りの内容……とおまけ の予定




・エスコンと出会うまで

ここは自分語りなので
エスコンの話を見たい人は 初起動 まで飛ばして可


なんと俺がPS2ソフトのエスコン04にハマるのは2012年かその前後あたり PS3でダークソウルやアーマードコアVが出た頃(だったと思う)


遡って幼少期からの話をする

俺は戦闘機と縁がない

累計で買ってもらったトミカは20台もないし 新幹線のおもちゃは1台だけ プラレールは貰い物こそあったが買いはしなかった 戦車や戦艦のプラモとかにも手を出さず 
そしてもちろん戦闘機もほとんど触れなかった

代わりにあったのはゲームとガンダム そういう趣味の子だったし
さらには好むゲームも子供向けなデザインとアクション多め

したがって リアルや大人向けのゲーム というものとは縁が本当になかった

奇妙なことに 後にハマる事になるエスコン04とすれ違ってはいた 友達の家にはあったが 友達が一度も起動しない謎のゲームのひとつだった
原作に興味なかったウルトラマンFEシリーズが面白かったのがいけない(後にレッドマンとウルトラマンオーブからハマり始めるとは当時思いもしなかった ニアミスが多い)


・ではなぜその後エスコン04と出会えたのか?


たまたま貰った

もらったPS2一式とソフトの中にエスコン04があった

ちなみにもらったのは04だけで 同じくエスコンのPS2シリーズである 5とZEROは無かった

PS2一式を貰うだとかの詳しい事情は省略する というか俺もよくわかっていない
回された末 ゲーム好きな俺のとこに辿り着いた としか言いようがない



・初起動

はっきり言って エスコン04の1周目の記憶がほぼない

ので ここを一番楽しみにしていた空戦野郎 特にモビウスワン達には本当に謝るしかない
いやホントは港の軍艦を破壊して回るのとか ソーラーパネルとか 谷間トンネル逃走とか 南極ミサイル追走 気球処理 メガリスのトンネル イスタスのヘンジ砲撃 ヘンジ破壊戦 バンカーショット作戦の特徴的な音楽と雨と大量の介護対象と 空の敵しかいないソラノカケラと ジャミング大型機を破壊するパートだとか……

とまぁ 正直言えば断片的な光景だけは覚えてはいる
(2周目以降の記憶と混同してるからか 列挙するとかなり多い)
がまぁ 逆に言えばそんだけしか覚えていない 全体を通して何をやっていたのか分からないままプレイしてた その原因は


全く触れたことない戦闘機の操作 そして主人公そっちのけで始まる謎の紙芝居 そして常に英語音声などなど……

ストーリーを楽しむ余裕がまずなかったし 余裕があったとしても ストーリーを理解できるほど俺は内面が大人ではなかった アクションさえできればいいタイプの人間だった

今なお なぜこんな状態から始まり そして最終的にエスコンの面白さを覚えてハマれたのか 過程を推理したいくらい謎だ 自分自身なのに


むしろその ちょうど持ってるゲームに飽きていた時期に手元にあったからやっただけ というのが 初遭遇した戦闘機ゲーというジャンルの特殊なシステムを受け入れ吸収するのにちょうどよかったのかも

つまりこの初プレイのときには まだエスコンにハマっていない 1周クリアした時点ですらなんとも思ってなかった



・なぜハマれなかったのか


エスコン04のせい にしつつ エスコン04という作品を褒め語りたい


とにかくすっきりした味のゲームだった(オブラート表現)

04というナンバリングではあるがシリーズを感じさせる要素はなかった

主人公は一言も喋らずただ軍人として空を飛び クリアすると挟まれる紙芝居では主人公が一切映らず 戦時下の地元の少年の物語が同時進行 それが終わると次の出撃前の作戦説明が始まり また空を飛ぶ

空と地上で切り離された2つの物語があった

だらだらと何度も繰り返しプレイし 物語をぼんやりと見ていたら ようやく2つの物語は単品でも面白いことに気付く
一周で気付かなかったのを恥ずべきかもしれないレベル

空の主人公は 自軍の敗戦間近の状態からスタートし クリアしていくたび地図を自軍の色に塗り替え続ける 中盤からは英雄として持ち上げられながら飛び ラストステージでは国を勝利に導いている

戦争にラスボスらしい魔王的存在がいるわけでもなく 当時の俺はクリアに何も感じなかった ほとんど動かない置物を破壊したらムービーが流れてクリアした

途中に定期的に濃い新ボスが出てきて倒すだとか そんな王道で子供向けな展開はない 淡々と任務をこなしていくだけ

すっきりした味というか ちゃんと見ないと何も感じ取れなかった

全てを理解した今では 各ミッションのシチュエーションも濃く熱いものだとわかってくるし ラストもラストに相応しい流れであったとわかる

ボスらしいボスが出ない とは言ったが
数あるミッションの中で何度か 黄色中隊 という敵エースチームとも交戦する

この黄色中隊がライバル枠 ではあるが 戦争中のエース同士 アニメのようにお喋りはしないし ザコと違う必殺技らしいこともしてこなかった なので俺は何も感じなかった

たまに出てくる強い敵 程度の認識だった

戦闘機に興味がないと 全部同じに見えるため 性能が高い敵 程度にしか思わない

そう このゲーム 04では 黄色中隊という1種類の敵しかボスが出ないのだ

5のようにおしゃべりな仲間たちやドラマチックなストーリーもなければ ZEROのようなかっこいい相棒や 様々な機体のエース部隊との交戦もないのだ

04はただ飛んで殲滅するだけの薄味のゲーム 比較すればだが こんな感想が言える
さらに続きを語っていけば 計算され尽くした最高のすっきり味作品だ という主張に繋げられるが 冷静に話を戻す

空の主人公の物語に触れたので次に
地上の紙芝居ストーリー 少年について

戦争が始まり 敵国に占領される場所に住んでいる少年が 戦争で暮らしが変わった所から物語が描かれる
そう 空の主人公が勢力を塗り替えた影響はここにも届く

ちゃんと見れば 同じ時間軸でプレイヤー(空の物語)と繋がりのある物語が展開されている と分かる

そして空との繋がりはそれだけじゃない

少年は戦争で生活を変えられた末 空の主人公のライバルであるあの黄色中隊のもとに転がり込むため 黄色中隊の視点で話が進む というわけでもある

プレイヤーは 主人公メビウスとそのライバル黄色の 交差する物語を鑑賞する それがエスコン04の構成だった

すっきりした味だが 薄味なんかじゃなかった

ここで エスコン04のパッケ絵に触れたい
空を飛ぶ戦闘機1つを真上から 画面いっぱいの近さで描かれている 背景は空か海の暗い青 そしてグレーのはずの機体色も景色の反射で暗い青にほんのり染まる

控えめにゲームタイトル文字も中央に存在してはいるが 戦闘機1つの青多めな1枚絵 パッケ絵らしからぬ すっきりした 雰囲気のあるデザインとなっている

この戦闘機 エンブレムなどを見ると 主人公メビウスが空を飛んでいる場面 だと分かる

ちなみにディスクの絵も同じように タイトル文字小さめに青色ベースで統一感がある

そして次に説明書の表紙 こちらもゲームの説明書表紙らしからぬ1枚絵

写っているのは パッケ絵そのままカメラを引いたもの
パッケ絵の主人公機はピンボケして中央奥に縮小表示され なんとその手前にでかでかともう1機が逆向きで追加配置されている

そしてその機体は 黄色中隊のもの

ただ2つの機体がすれ違う瞬間の絵だが これは主人公とライバルを写した このゲームにふさわしい最高の1枚であったと今では分かる

大まかなストーリーとパッケ周りのデザインについて触れたことで エスコン04が 1本の作品としてテーマを統一し まとまりを意識してお出しされた名作だ という点についてなんとなく分かってもらえたかと思う

そしてそれを理解できずに一周目をクリアしてなおハマれなかった俺に原因があるというのも伝わったと思う



ーーー おわり     ーーー


ここから先はテンポや構成力がなく 文字量も圧倒的に多くなっていくので おわりラインを設けてから 続きを気ままに書こうと思う


・空戦の話

ここまでで 04という作品の雰囲気と魅力を語ったが ここからは 話しそこねた
空を飛ぶこと アクションゲームとしての話をしていく

その中で戦闘機知識ゼロからの解説というかにもなっていくつまり下品なオタク長文になる
という理由から おわりラインを設けたのが本音

そもそも空を飛ぶことが楽しい という主張をするための前提知識から語っていきたい


(ここから戦闘機の動きの説明がいっぱいあるが 伝わる説明になっているか自信がないので 読みながら余った手を飛行機に見立てて動かしてみるなどすれば 多少わかりやすいかと思う

小指と親指を開き 残り3本指を束ねると前進翼戦闘機の完成だ)

地面が下にない という新鮮な世界

普通のゲームは視点の下に地面がずっとあるが
ジェット戦闘機は 機体を右へ傾ければ視点の右に地面があり その状態で上に曲がり続ければ ずっと横向きの空が流れ続ける
普通のゲームで言うなら壁をグルグル走り続けてるような状態

説明が下手で申し訳ないが 言いたいのは 地面とそれに合わせた視点の向き制限 というものがなくなり ほんとうに自在なコースを思い通りに動ける という話

ちなみにエスコンには 操作を簡略化した 言ってしまえば地面を下に固定する初心者モードもあるが 飛びたいコースが制限され 戦闘でもハンデを背負うため逆に俺はまともに戦えない 簡単モードの戦い方を編み出せていない
ゆえに 「簡単モードがあるから安心してくれ」とかは言えない


ロボゲー以上に自在に飛べる という一文だけで心を躍らせる少数派の人はさておき

普通に考えて なんもない広い空間を飛ぶだけで楽しくはなれない人が大半だと思う
のでここらで 敵を倒す というパートの説明に移る

エスコン04はごく一部の例外こそあれど 大量のザコ敵を潰していく というゲーム
ミッションクリアの条件は時間内にたくさん倒すこと が多く
Sランククリアの条件も クリア条件の延長線 つまり よりたくさん倒す にほとんど統一されているので
ザコを倒すのをただただ効率化していけばよい

基本ルールは固定で共通され ちょっと違うステージを毎回やっていく というこの形式は ステージクリア型のパズルゲームのような感覚かも
出撃前の全体マップと作戦説明から どんな機体で行くべきか とかを考えていく

ボスもあまりいないザコ狩りだらけのゲーム と表現すると 面白いのかちょっと不安になるだろうけど
逆に考えれば いらないやりたくないミッションが少ないという事でもある
そして Sランクの条件もゆるい というのが ゲーマーとしてどんなに褒めたいポイントか

これによって
初見では気楽に遊べて 以降は知ってても何度もやれる面白さだし Sランクハードルが低いため 機体や装備の制限が常に少なくなり いろんな機体やルートを試したくなる 最高すぎる

この素晴らしい構成と調整が シリーズの中でもエスコン04すき派 を集めたと言ってもいいかもしれない あとは地上敵のほうが全体的に多い(らしい)ので そこで好みが分かれるか?

話はここで 具体的な戦闘の細かい部分に入る
このゲームのザコは 効率よく倒さないととんでもなく時間がかかる おかげでザコ狩りとは言っても手応えのあるゲームになっている

戦闘機というものは
 ・前にしか攻撃できず
 ・止まれないし
 ・小回りも効かない
 ・最高速度に到達するまで数十秒以上かかる加速性能

このように 自在に飛べるが やりたいと思った事を実行し終えるまでに時間がかかる乗り物なので


敵を通り過ぎてしまうと 戻ってそいつを処理するのに数十秒はかかる 1ミスのロスがとんでもないので 複数の敵をどのルートで倒すか常に考えて飛びたい
Sランク条件が緩いので ミスしてもそこからどうカバーするか考えるのも楽しい

地上の敵を攻撃する際は
ゆっくり飛べば それだけ通り過ぎるまでの時間猶予 つまり地上攻撃できる時間も延びるが
速く飛べば 通過したあとまた戻って攻撃するまでが早い という考え方が適用される

そしてたとえば敵の対空ミサイルが近くにあるなら 発射される前に機体をあらかじめ加速させ 逃げやすい方向に進路を取っておかないと危険だし
対空機銃は高高度から挑めば被弾するので真横から攻めたい といった 倒すコース取りが必要になってくる

山に掘ったトンネルから顔を出す軍艦や 高層ビル群に陣取って地形を利用し 攻撃できる進路を限定させてきたりする敵配置もある

空の敵は
真後ろか正面からじゃないと攻撃が当たりにくいし
後ろを取っても 速度が高すぎれば相手を追い抜いてしまうが 遅すぎると逃げられる

これら陸空の敵が群れで登場するので レーダーと速度と高度メーターをひたすら見つつ どうしようか悩みながら敵をいつの間にか壊滅する そんなゲーム


エスコンがえらく難しそうに思えるかもしれないが 難易度調整とかが本当によくできてるので だらだら遊べるし 遊んでたら上手くなる

本当に初めは 自分の位置も向きもわからず 敵の位置を示す矢印のほうに曲がり続けるだけの状態だったが いつのまにかクリアしていた

そしていつの間にか 敵の配置や構成やルートをなんとなく自分の中であらかじめ記憶できてたり その場で潰し方を編み出せるようになる

ザコ狩りばかりの殲滅ゲー ではあるが
ザコを蹴散らすだけで脳を適度に使い最高に気持ちよくなれるヤバい面白さを秘めている それがエスコン04

というゲームなので 1周目でそんなにハマれなくても 仕方がない部分もあるんだよ と言い訳もしておこう



・戦闘機の話

エスコンをやって知った事は 飛行機は上にしか曲がれない乗り物 という驚きの構造だった

(下に曲がったり 車のように水平に左右に曲がる動作は 可能ではあるものの旋回性能がとても悪い)

空で左に曲がりたいなら 左に地面があるように90度傾いてから 曲がりたいだけ上に曲がるといい この説明で伝わるだろうか?

曲がりたい方向が視点の真上に位置するように機体を捻り合わせ そして上に曲がる これだけで自在な方向へ進める

この構造上 ミサイルが飛んできたとしても すぐに逃げるには上と正面にしか逃げられない

なので 真後ろや 正面のややちょっと上からミサイルを撃てば 逃げ場がない
というか そうしないとなかなか当たらないほどミサイルの誘導性能が悪い

ミサイルの他にも攻撃手段はある 機銃が全機体に装備されてる

機銃は無誘導 しかもかなり近くないと届かず弾が消える
当てるのはかなり難しいように思えるが コツというか考え方があるので 意外と慣れればできる

(機体の性能や 経験による未来予知というか状況判断 といった複雑な要素が染みついた状態にまで至る それほどの高度な慣れが要るのかもしれないけど)

考え方としては
敵が上にしか曲がれないのだから 敵を追いながら機銃で撃ちたいなら 敵と同じ向きに常に捻りを合わせれば あとは上を向く角度と機体速度を意識すれば敵を追えるし機銃もちゃんと当たる

機銃とミサイルは どちらか当てれば撃墜できるので 使い分けたり組み合わせて確実に仕留める快感がある

空戦の面白さについてと 向きを合わせないと攻撃が当たらない という説明をしたことにより 前述の ザコ倒しルート構築の話もまた 複雑で面白そうに思えてくるはず

戦闘機は上にしか曲がれない乗り物 の話の補足
曲がりたい方向を真上に合わせる と書いたが
真上からちょっと角度をずらせば 主翼による上旋回と 尾翼による左右曲がりを組み合わせられるので より小回りを利かせられるかもしれないが 説明の簡略化のためにいったん省かせてもらった


次に 実は戦闘機は前じゃなく わずかに上にも進もうとしている という話

(はっきり言ってあんまり詳しくないので 上に上がろうとしているのか 上に曲がろうとしているのかはよくわからないが)
真っ直ぐ進むだけだと重力でだんだん落ちていくので 重力と釣り合うように ちょっと上に向かう構造になっているので

まっすぐ飛んでる状態から 天地逆さに裏返しただけで 勝手に地面に曲がっていくし

水平状態から90度傾けた状態で飛ぶと 重力に引っ張られるのと 重力に逆らう用の上に行く力が加わった結果
無操作でも勝手に 大きく周りながら地面へ向かっていく


重力の効果はけっこう大きいので プレイ中は
真上の空に向かって飛ぶと重力がブレーキになり速度が落ちる
地面を目指して飛ぶとジェットと重力が組み合わさり加速する

この重力を活用した飛び方をすれば かしこさが滲み出る美しいプレイができるし やれる殲滅ルートも増えていく
自分への魅せプレイ が楽しいゲーム

(じつを言うと 重力の影響や酸素濃度によるジェット効率とかのリアルがどこまで反映されて どういう効果あるのか エスコンやっててぜんぜんわかってないが さっくりと重力の影響を覚えてさえいればこのゲームには通じる)



失速 について
エスコンやってたら覚えがあるであろう 速度を落としすぎると勝手に機体がぐるんと地面を向いたまま操作不能になる アレの話

仕組みとしては
空で停止した場合 翼に空気が当たらないので旋回操作もできず ただ落ちるしかなくなる
船も水が無ければ舵で曲がれないのと同じ

さっくり説明すればこんなかんじだろうか

失速のあと重力によって落ちることで機体速度が上がると復帰できる

この失速は ブレーキボタンを押し続けるでもしないと発生しないので エスコンが難しそうに思われたらそれは誤解


失速の仕組みについて説明したものの 俺がよくわかってないのが 飛ぶためのジェット噴射の関連
戦闘機のジェットは 前にある穴から空気を吸って それを燃やして噴射するらしい
速度を出して空気を多く入れないと 強いジェットが出せないっぽい これが失速に関連してるんじゃないか という話

速度が落ちて→空気が入らず→ジェット出力が落ち→ 速度が落ちて…… の悪循環とかもあるかもしれない


この ジェットの仕組み からの流れで話したいのが
コブラ について

コブラは飛び方というか技名? エスコンの世界の話じゃなく 実在する
まっすぐ飛んでる状態から 上に曲がらず向きだけを上に変えて浮く そして真横に飛んでる状態に戻る技
車で言えばリアバンパーをがりがりしながら立って道路を進むような それくらいしっかり上向きを維持して横に進む

これがすごい技である理由として
速く飛んでないからエンジンに空気を流せてないのに 浮けるほどのジェットが出せている のがすごいらしい
あとは真上を急に向ける旋回性能もすごい

という訳で 失速とエンジンの仕組みと関係性があるらしい とかの説明終わり

そしてまたコブラの話の続きをするというか コブラに似た技 クルビットの話
戦闘機を真横から見て 左側に進んでる状態を想像してほしい
進行方向を9時とすると コブラは
9 → 12 → 9 の技だが

クルビットは
9 → 12 → 3 → 6 → 9

一周する 木の葉めいてひらりと回る

コブラとクルビット この技を現実で披露したのは 同じ機体シリーズで そのシリーズの中には 黄色中隊の機種もある

そういう事情があってか エスコン04でも敵がこれらの機動を使ってくる

厳密には向きとかいろいろ違うかもしれないが 飛行機らしからぬ謎の回転と空中停止によってこちらのミサイルに当たりにくるので 確実にこの関連と見ている


・大きく3つに分けられる 戦闘機の分類

3つあるうちのまず2つについてを話す

戦闘機 と言われれば想像するのは 1人か2人乗りの小型機を想像するかと思う
どう見ても旅客機とは違うあの小型機も 実はそこからさらに2つに分けられる

何が違うのかというと 役割と目的
特化させたほうが強いからだろう 両方の役割をある程度こなせる中間タイプもいるが とりあえずそれを除いて2種に分けられる と説明させてもらう

その2つというのが 攻撃機と戦闘機
字面的には似たようなもんだが 説明を読めばなんとなく分かるようになってくれるはず

・空からミサイルや爆弾で 地上の戦車や海上の船への攻撃を目的とした 攻撃機
・その攻撃機を落とすまたは守るために 空対空の戦闘を行う 戦闘機

飛行機以外のものを攻めるやつと 飛行機と戦うやつ そんなかんじの分類

攻撃機は地面に落とす爆弾とかを搭載してたりするんじゃないかな
エスコンでは戦闘機だろうが攻撃機だろうが 複数種類のミサイルか爆弾かをまとめて抱えて飛べるので あんまり違いはない

これら戦闘機と攻撃機の中から エスコンで知った 俺が興味を持った機体とかについて いくつか語っていく

ほんとは型番のあとにEとかCとか付いたりもするんだけど そのへんの別バージョンや派生はわかんなくてめんどくさいので投げます そういう派生型とかがいっぱいあるらしいことと 型番の末尾を省略してたりする というのだけ分かってください

F-22 戦闘機
わりと新しめの ステルス機能を持たせるためになめらかな形状をした機体 エスコン04では主人公の機体とされている こいつの推力偏向ノズルについての話

戦闘機というのは 機体前方にある穴から空気を入れて 機体の真後ろから噴射して飛ぶものだが その噴射口が向きを変えるので より旋回性能が上がっている
この機体のノズルは縦方向にだけパタパタ動く構造だが 他の機体だと 細かい板が組み重なって筒状の1つの噴射口になって 自在にいやらしく動かせたりする

AV-8 たぶん攻撃機
前にしか飛べないため離陸の際は滑走路が要る というのが飛行機というものだが こいつはUFOに吸われたかのように そのままの向きで真上に離陸したり ふわふわその場に浮いたりできるとかいうやばい機体
胴体横についたちっちゃい噴射口が真下にまで角度を変えられる ので浮ける

A-10 攻撃機
とにかく地上の敵と戦うために 動きの性能を捨ててまで頑丈にした 変な見た目の機体
ジェット戦闘機にしては珍しい 上から見ると長方形に近い主翼や ふつうの機体なら内部に埋め込まれ一体化しがちなエンジンも こいつの場合は本体から離して支柱の先についてる
すべては地上の敵と戦うための設計

F-117 攻撃機
とにかく敵に見つからないように工夫した結果 すごい形になった機体

SR-71
戦闘能力がないのでエスコン04では敵?としてだけ出てくる
形がくっそかっこいい
実写版トランスフォーマーの2? でコンボイと合体した黒いじじい と言えば あー あれか となるかもしれない

X-02 戦闘機
エスコン04で初登場した 実在しないゲームオリジナルの隠し機体 せっかくなので流れで紹介しよう
なんとこの機体 変形する

速度やらを変形条件に プレイヤーの操作なく自動で主翼の中から小さい主翼が収納または展開する という 空中分解しないか不安になる構造をしてる

主翼平面形 で検索すれば出てくるが 主翼の形状によって向き不向き みたいなものがあるらしく 変形によって状況に対応する という発想だと思う
おそらくは長距離移動ないし通常飛行モードと 高旋回の戦闘モードと見ている

小型戦闘機はこの辺にしとこう


3つに分けられる戦闘機 最後の1つ
爆撃機
 について

攻撃機との違い についてとかもあまり詳しくはないが
戦闘機に狙われたら回避も反撃もろくにできないし するつもりもない設計な 旅客機とかに近い大型の攻撃機を 爆撃機 と呼ばせてもらう

あのいかにも空襲シーンで出てくるようなものを想像してもらえればと

エスコンでは基本的に乗れないのもあってあんまり詳しくない
特徴としては
空の敵を相手にできないので (おそらく)正面に機銃が搭載されてないことと
後ろの敵を追い払うために後部に可動する銃座がついてる機種もあった

爆撃機は 戦闘機のように空対空ミサイルでほかの飛行機に発射できるのか についても俺はわからない

ほとんど爆撃機わからん ので
よいこのみんなは保護者の方にミサイルの誘導方式や巡航ミサイルって何かとかをきいてほしい
そしたら爆撃機に空対空ミサイルって積んでるのか分かると思う

これら3つの 攻撃できる飛行機以外にも 空で指揮官やるレーダー搭載機や 戦車とか中に入れて飛べる輸送機とか 軍事的な飛行機はあるけど 詳しくないのでこのへんにしとく



・エスコン04のネタバレ ストーンヘンジとかの話


きっと誰も別に構わないだろうから 04のネタバレを語る

04のストーリーは 戦争でもう負ける寸前の状態からゲームが始まり そこから主人公の手で逆転する というお話

その戦争の原因は被災難民関連の皺寄せ では何に被災したのかというと 隕石の落下

エスコン04世界はゲーム開始前に 隕石で地球が滅びそうになった

災害が起こるさらにその前
小惑星の破片が地球各地に降り注ぐことが判明し その対策として 人類はめちゃくちゃデカいレールガンを8つも建造して撃ち落とす作戦に出た

そのレールガンの俗称が ストーンヘンジ
全長が何mかは調べても出て来なかったが 正式名称が120cmなんとか砲 なので 砲弾が120cmくらい ということは分かる

ので比較対象を持ってくるとする
(砲口と砲弾の違いで誤差はあるかもしれないが まぁだいたい分かればよし)

 ・戦艦大和の三連装砲が 46cm
 ・有名な実際に使われたクソデカ列車砲が 80cm
 ・ほかの列車砲がだいたい 20~40cm
 ・ドムの武器ジャイアントバズ 36cm
 ・世界最大の砲リトルデーヴィッド 91.4cm

これらと比べても 120cmはすごいでかい事が分かる
逆に言えば 宇宙から来るものを撃つのにしてはそんなに差はないのでは? とも思うかもしれない

これを8つも作って並べて撃ちまくることで 人類はとりあえず危機を退けた

この小惑星破砕作戦は 完全に全てを迎撃できたわけではなく 地球にいくつかのクレーターが作られることとなった ゲーム中で空を飛びながら巨大クレーターを確認できる

そして小惑星の破片落下の被害で 前述した難民が生まれ戦争が起きる という流れに繋がる

ゲーム開始時 主人公側は敗戦間近だったと話したが その理由については触れてなかった

敵がストーンヘンジを軍事利用してるため ボコボコにされた というのが答え

ヘンジのせいで 飛行機なしとかいうハンデ
戦争とかよく知らなくても そら負けるわと言いたくなる

ゲーム本編を進めると 自軍がどんどん勢力を押し返す つまりやがて ストーンヘンジの射程内に踏み入ることになる

敗戦間近まで追い込まれたこの大砲を向けられて どうやって侵攻していくのか
答えは簡単 避けながら飛べ である

そのミッションでは 指揮所からの無線でカウントダウンが始まり ゼロになると空に巨大な球形の爆発が起きる

小惑星の細かい破片を砕くために 自動で爆発する特殊弾丸が開発されてたらしい それをぽんぽんしてくる

そしてなおもミッションを進めていくと ついに肉眼でストーンヘンジとご対面 直接破壊するという ボス戦?と言ってもいいミッションが待ち構えている
その時のヘンジに搭載されてるのは空中炸裂弾ではなく ただの砲弾だが 衝撃波のせいで 当たらなくてもやばいらしい
個別に動く砲の向きを確認してるヒマなんてないので ヘンジ砲の攻撃範囲が未だにわかっていない

ちなみにこれはラスボスではない ミッション数で言えば中盤くらいのはず


・エースコンバット インフィニティ という作品


ストーンヘンジの話から突如レーン切り替えをするが ヘンジの話でもあるので 続けて読んでほしい

インフィニティ(以下INFと表記)は エスコンの基本無料ゲーである

過去作の要素を盛り込んだオンライン協力対戦型のエスコン という
サービス終了した 面白かったエスコンの話をしよう

8人プレイで大量のザコ狩りをするという いつものエスコンをマルチプレイにしたみたいなゲーム

さらに詳しく言うと 4対4で撃墜スコアを奪い合っているので ある意味全員敵だし 全員味方 みたいな ちょっと妙な形式をとっているが

そのミッションをクリアすると ランダム発生で 次にだけボス戦が選べるようになる

ボス戦 このときばかりは4対4ではなく 完全な1チーム8人で飛ぶのだ

ボスは歴代作品の巨大兵器がおもな撃破目標 もちろんストーンヘンジもそこに含まれてる

8人がかりで挑むだけあって 敵の総量がとんでもなく増えてて楽しい

やり込み用に敵もインフレするため 同じボスでも4段階に難易度が分かれている

ストーンヘンジ戦最初の難易度であれば
マップ4か所を破壊したのち みんなでヘンジの周りの戦闘機と地上の対空兵器を殲滅した後 ヘンジを一斉攻撃でクリアだが

最終版ともなると ヘンジの真上を巨大なものが空をゆっくり飛び それを破壊するパートが追加され
さらにそれが終わると
ミサイルを撃ち落としたりこちらを直接攻撃できる万能レーザーを自在な角度に出す無人機の群れと その親玉が登場

だとかいう シリーズボスラッシュがプレイできる

でもヘンジ戦よりほかの非常招集のほうがすき ほかが全部おもしろいので……

・ヘンジのほかのボス戦も語ろう


・アイガイオン(エスコン6のやつ)
空中空母アイガイオン 基地くらいデカいんじゃないかな バカでかい飛行機にまとわりついてみんなで落とす任務

ヤツは 空中炸裂するミサイルで初手広範囲攻撃ののち 各所についてるレーザーとかで焼いてくる
そしてこのバカでかい飛行機アイガイオンの隣には 複数の 護衛のバカでかい飛行機もいる

上位版だとまた強い戦闘機の群れが乱入してくる

・SOLG(エスコン5のやつ)
空を進む羽付きちくわ 5では動くパーツの隙間を塗って攻撃するギミックボスみたいなもんだったが

INFでは原作の雰囲気もなにもあったもんじゃないほど搭載武装と破壊すべき箇所が増えており
ちくわに沿いながらできる限り全攻撃を叩き込み続ける苛烈なボス戦になった

上位版ではもちろん本体の強化とつよい戦闘機が出てk

エクスキャリバー(0のやつ)
ビルよりでかい柱を総攻撃するミッション
柱はその先端からビームを出す マップの端まで届く とんでもない出力
柱のそばには 範囲こそ狭いものの 分度器めいて扇形180度を射程とするレーザー砲がいくつかあり その射程に入れば蒸発するうえ

さらに 空中には大量の装置がその場に浮き留まっている この装置の間をレーザー攻撃が結び 柱の周囲は防衛レーザー網を形成する

このジャングルジムめいたレーザーを掻い潜りながら戦うミッション たのしい

レーザー反射装置は破壊すれば レーザー網を減らせるが 反射装置が膨大な量なので ある程度は掻い潜ることになる 網の外側からじわじわ削っていく飛び方でもいい

上位版は護衛が追加
ジャングルジムでつよい戦闘機との空戦が始まる

ほかにも対人戦とかあったり 面白かったなぁ INF……


・飛行機ゲーに出会えてよかった


俺はどうやら 形とか構造とか 戦闘機を好きと思える感性を持ってたらしい という意味でも出会えてよかったし

操作が楽しいジャンルだったので ゲームとしても出会えてよかったと思っている

ゲームをやる人でも なかなか遭遇しないジャンルなので おそらくたくさんいるであろう まだやった事ない人もいつか触れてほしい

だがエスコンシリーズは 過去作をやりたいと思っても やや困難だと言っておかねばならない
詳しい事は省くが 最新作の7までしばらくひっそりしていたシリーズだったので 所持ハードの事情とかでやれなかったりする

最新作の7を試しにやれる環境や余裕があるなら手に取ってみる選択肢はある



・ところで

エスコン7をやってみようかと思った方の中には PCでやろうと思ってる人もいるのではないだろうか

PCスペックが足りている人も エスコン7やるのは厳しいスペックの人も
とにかくPC持ってるなら聞いてほしい話があるんだ


ここからは
エスコンどころか飛行機の話すらせずに この投稿記事は終わる と先に言っておこう


PC というかsteamで500円の 面白い対戦ゲーに興味はないか?
いつになるかは不明だが スイッチ版も販売予定のインディーゲーがあるんだ

Nyaaaanvy(ニャンビー) っていうゲームがあるんだ

つい先日 公式discord鯖が生まれ そこで募集対戦もしてきたぞ

俺がこのサイトで初投稿したのがニャンビーの記事だ
今すぐそっちも読め空戦野郎ども 空の時間は終わりだ

つまりこの1万字に及ぶ戦闘機の話には 俺が伝えたい真のメッセージは一切なにも入っていない

ニャンビーの話の壮大な前フリだ この記事全部が前フリなんだ

いちおう ニャンビストや俺の知り合いに 空を飛ぶという言葉の真の意味を伝えたい という建前は存在しているが 建前と言ってしまえるのだ
なぜなら俺に知り合いがそもそも少なく いい意味で付き合いが悪いので この記事を読んでくれる可能性は低い


俺はただ 買ったゲームを楽しく遊びたかっただけなんだ ニャンビーが今よりもっと話題になってくれないと エスコンの次は別の趣味や話題にむかって ニャンビーを抱えながら踏み荒らすことになるぞ すでに特撮ヒーローの話の下書きを書いているんだぞ わかるか

このまま行くとおれは このエスコンの記事のように これまで触れてきた趣味や思い出を消費してニャンビーに誘導する クリスタルクロニクルのラストバトルみたいなやり口をし続ける事になる

この悲しい化け物になった俺の詳細や誕生経緯が気になったら ニャンビーの過去記事を読んでほしい

リンクも貼っておこう

よし おわり