マーガリンは「くやっと」溶ける🧈

あらゆるオノマトペが愛おしい。
ゴトン。げらげら。ピトピト。ちくちく。
その時起きたことをどうにか言語化したくて辿り着いたのがそれらの言葉なのだ。

最近、マーガリンを机の上に出しっぱなしにして置くことがあった。
朝ごはんでパンに乗せられ食べたられた後、役目を終えたマーガリンは蓋を閉められてポツンと放置され。

そしてふと気づくと溶けていた。
やわらかく。あたたかく。何かを包み込むように。ほわりと。とろり。やさしく。

面白くなってバターナイフでマーガリンを触ってみた。
「くやっと」溶けた。
なんとも言えない。
確かにあの感覚は「くやっと」だった。
少ない語彙力でどうにか感覚を繕おうと思ったがどうあがいても「くやっと」だった。

からだとことばはつながっている。
言語化したくてもどうあがいても出来ないぼくらを肯定してくれる。
オノマトペはきっとそんな切実性だってこもってる。
アイラブユーオノマトペ。

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