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東の仲間の命を守る会合宿in長野①〜応急処置グッズ勉強会〜

医療介護福祉班班長、医師の塚田史絵です。昨年12月、東の仲間の命を守る会のメンバーで合宿があり、その中で避難所に準備してある応急処置グッズや常備薬についての勉強会を行いました。物品や薬を確認し、どんな場面でどのように使うのか、誰でも使えるように把握しておくのが目的です。

物品を一つ一つ確認しながら、使い方やそのコツ、気をつけることなど、私が普段の診療で感じることも踏まえ、具体的にお話しさせていただきました。すでに活動を通して関係性ができている仲間どうし、気さくに質問し合いながら、リラックスした勉強会となりました。医療職ではないメンバーからの質問は、視点が違って、私自身が「なるほど!」と感じることも多く、また怪我や病気に対してみんなが不安に感じることなどを率直に聴くことができ、とても勉強になりました。物品管理という意味でも、使用期限などを確認しながら、定期的にこのような勉強会を行なっていきたいと思っています。

かんたんに勉強会の内容を一部シェアします♪

・被災時に想定される外傷:打撲、擦り傷、切り傷、骨折、火傷、棘、虫刺傷

・打撲:安静、腫れが強い時はアイシング、挙上

・擦り傷:清潔にして保護(洗ってワセリンなどを塗ってガーゼ保護か絆創膏を)

・切り傷:圧迫止血、止血されたら清潔にして保護

・傷はとにかく清潔が大切。感染すると重篤になる場合も。

 →被災時は水の確保が大変なので、平時の内に想定して準備しておきたい。

・骨折:固定して患部を安静に、そして医療機関へ。シーネの使い方。

・虫刺傷:清潔にしてステロイド軟膏。感染兆候があれば抗生剤軟膏も併用。

蜂やマダニの場合は医療機関へ。

・火傷:とにかくちゃんと冷やす(低体温に注意)。範囲が小さい場合は清潔にして患部をワセリンとガーゼで保護。感染兆候、発熱、範囲が広い場合はすぐに医療機関。低体温や脱水になりやすいことは覚えておきましょう!

・常備している薬:熱さまし・痛み止め(アセトアミノフェン)、抗アレルギー薬、整腸剤、総合感冒薬、ワセリン、ステロイド軟膏、抗生剤軟膏、湿布など

災害時は医療機関へすぐに行けない場合があり、それまでは自分達で対処する必要があります。被災時に想定される外傷や疾患についての知識や対処法を身につけ、シュミレーションしておくととても役に立つと思います。ご家庭で、持ち出し用にセットで購入した応急処置の物品などがあれば、一度出して使いやすいかどうか確認しておくこともお勧めします(^ ^)

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