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雑文など

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エッセーなどとは言えない、思いつくままに書いたもの。生意気にも、いつかは私小説的に書いてみたいとの夢も。
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#最近の学び

和歌の背後を読みたい

年末になり常と変わらぬ日々の中、12月から『徒然草』を原文で読み始めた。世間では正月の用意やら何やらと、新年を迎える用意に忙しそうだが、それとは無関係にのめり込んでも、簡単に読めないだけに面白さは大きい。現代語訳を読んで、何となく分かったと思っても、それは表面だけの意味でしか無い。 吉田兼好、本名が卜部兼好(うらべ の かねよし)、父が吉田神道を継ぐ家に生まれ、従五位まで出世するが30歳で出家をしてしまう。世は鎌倉末期から南北朝時代、乱世の京で過ごしながら何を思ったのだろう

古典で暇つぶし

古書店で、わずか1,000円で『新日本古典文学大系 方丈記 徒然草』が手に入った。けっこうくたびれた様子なので、遠慮なく線引きや思いつきなど、書き込みも出来そうだ。 最近、学ぼうという意欲がなくなり、むしろ書くという行為で吐き出したくなる。少しばかり長生きが過ぎたようで、いろんな事を見過ぎたようだ。見るだけではなく「万事休す」、煮て喰おうと焼いて喰おうと、後は好きにしろ。そういう場面を何度も経験してきた。よくぞ今まで生き抜いたと感心する。 さて、迷うことの多い老後の余生だ