マガジンのカバー画像

旅とか温泉とか食とか

35
温泉や食、何となくの記録として・・・。温泉は近くばかりだけど、ほぼ毎月出かけてる。自分で気に入らないと書きたくない。今はニャンコふたりが育ち盛りなので、1泊しかできない。
運営しているクリエイター

#猿ヶ京温泉

猿ヶ京温泉

かつての最盛期には56軒の湯宿があったが、バブル以降、失われた20年などと言われ続けた期間に、16軒まで減ってしまって、寂しい限りだ。 猿ヶ京温泉の歴史 猿ヶ京温泉の開湯は、元和元年(1615年)頃と言われてる。正式に関所が設けられたのが、寛永8年(1631年)だから、重要な関所としての位置づけもあり、その頃の発見と思われる。 三国街道から少し離れた、急峻な赤谷川を挟んで、笹ノ湯温泉と湯島(ゆじま)温泉とがあった。笹の湯(生井林温泉:相生橋辺りの湖底)は温度は低く、裏手

猿ヶ京温泉「長生館」

少しずつ秋が深まり、朝の寒さで猫ふたりが競って顔の近くに寄ってくる。木々の色も変わる季節になり、腰などの関節が痛み始めると、無性に猿ヶ京温泉長生館が恋しくなる。 猿ヶ京温泉、元々は笹の湯(1軒)と湯島温泉(3軒)だった。さらにいえば、江戸時代は冷鉱泉の笹ノ湯だけで、近在の人達が農閑期に訪れるくらいのようだった。今の長生館の下辺りから湯島(ゆじま)温泉が湧いて、4軒が湯宿として営業していた。赤谷川を堰き止め、ダム建設のため、昭和30年代初頭に現在の高台に移転した。元々の4軒の