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デジタルは信用できない?

2006-09-11 17:06:46 posted.

HDカムが最新だった当時

だいぶ間が空いてしまいました。
その間に、卒業制作を撮り終わりました。
と言っても、友達の監督作はまだ終わってないので
撮影は10月半ばまで続きます。

今回初めて使った、HDカム。
HD=ハイ・デフィニション。
地上波デジタルにも使われているフォーマットです。
これは画質がとてもクリアですが、
恐ろしいことに、鼻の頭の毛穴までくっきりという
非常に役者さん泣かせの代物。
特に、私たちスーパー低予算作品では、
メークは役者さんにおまかせしているので

怖いです((´д`))


しかし、HDは、フィルムでは不可能だった
「超高速をハッキリと撮る」ということを可能にしました。
よって、ダンスやスポーツの映像はより迫力あるものに
映画にも、新しい可能性を与えてくれてます。
最近の作品では、マイアミ・バイスがそうだと思うのですが
(というのは、ハッキリ確認したわけではないので、私の独断になります)
あれの戦闘シーンは、HDと思われます。
特に、クルマの中で射殺されるシーンは、異様にリアルです。

そうだ私財をなげうって映像制作してたんだ私

もう一つ、HDというか、デジタル全般のことになるのですが、
「制作費が安くあげられる」という嬉しい特典つきです。
フィルム代、現像代などの諸費用が削減できるので、
その分他のものにお金を回せます。

フィルムにこだわる人もいます。
もちろん、フィルムのあの味のある質感は
どれだけデジタルが進化しようが
完コピは不可能だと思います。
でも、かなり近いところまで来ています。
だって、よく見ないとわかりませんから。

フィルムでなければ映画でない、とは思いません。
結局、映画はストーリーと演技ありきだと思うのです。
だって、どんなすばらしい映像だろうが
中身が空っぽの映画には、心を揺さぶられませんから。
私は、誰かがワンシーンでも覚えててくれるような
心に残る作品がつくれたら、本望です。
簡単なことでないのはわかってます。
アイデアも、まだうまくまとめられません。
でも、とりあえず、書き留めて忘れないように。

911の傷から立ち直り始めていた2006年のアメリカ

話変わって、今日は、9/11です。
ワールド・トレード・センター、ユナイテッド93と、
この事件を題材にした映画が現れましたね。
描き方は違うけど、どちらもいい作品だと思います。
特に、WTCは、ただのお涙ちょうだい映画かと思いきや
けっこう意外な描き方をしているので、
友達は、「ハリウッド的だ」と酷評してましたが
私には面白い映画でした。
(実際かなり笑える場面もあった)


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