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オープン・オーディション

2006-08-14 15:58:46 posted.

プレ・プロダクション(撮影の準備段階、脚本、予算編成やロケハンなど)の中でいちばん苦手なのが、キャスティング。
キャスティングって、要するにオーディション。

超低予算の学生映画なので、すべて自分たちでやらなきゃいけないのです。
今まで何回かオーディションをして、それはすべて、こっちで役者さんに目星をつけて、来てくださいと連絡を取るというスタイルのものだったのです。
でも、もう選ぶのにも疲れてしまったし、良さそうな人もあまりいなかったので、今回は、誰でもいいからきてくださいという、オープンスタイルに初めてしてみました。
いちおう、不特定多数の人に、オーディションやるから来てくださいよっていうメールだけは送ったんです。

したら、めっちゃ来たYO。

え、必死で電話かけまくって、オーディションの翌日には、ぜったい来いよ的なメールを入れ、それでも確率4割程度だった今までのは、何だったんだ?!
まあ、イチローの打率も3割台ですから、4割っていうのは満足しなきゃいけない数字なのかもしれませんが・・・。
オープンがこんなに打率高いとは・・・首位打者になれるかも。

今日は人生で初めてのオーディションなんです、という子もいて、すごいびっくり!!
すごい演技ヘタクソで、いったいどうしたらいいのかとこっちが迷ってしまいましたが、それでも彼女の歴史に残れたことは光栄です。
とでも述べるべきなのか・・・演技の勉強したことあるんだろうか・・・。

そして、ものすごい濃いキャラもきてくれました。
とっても魅力的です。
その場では言わなかったけども、心の中では彼は即決でした。
やはり、何事も強烈さは必要ですね。

さて。
まだまだプレプロは残ってるけども、とりあえずメインキャストが決定したので一安心。
予定あわないとかで断られたらどうしよう・・・というのがいちばん心配。

あ、編集やアフレコなど、撮影後にする作業は、ポスト・プロダクションといいます。
撮影が終わったら、次の悩みの種は編集。
イマイチなショットばかりでも、編集マジックでかなり化けることがあります。
逆に、ビューティフルなショット、パーフェクトな演技でも、編集マジックで駄作にされてしまうこともあります。
編集マジックは、ドラゴンボールみたいなもんですね、使い方次第。


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