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7曲目 カン・サネ 川を遡ってくるあの力強いサケのように 거꾸로 강을 거슬러 오르는 저 힘찬 연어들처럼(6/23ライブ演奏曲)

7. 거꾸로 강을 거슬러 오르는 저 힘찬 연어들처럼
「川を遡ってくるあの力強いサケのように」。韓国の有名なロックシンガー、カン・サネの楽曲。
1998年発売の4thアルバム『Vol.3 ヨノ(鮭)』に入っています。

激しい流れに逆らって川をのぼっていく鮭になぞらえて、厳しい逆境にも負げずに先の見えないこの道をひたすら歩いていこう、そうすれば、いつかすべてのことに感謝できる日が来るだろう、と独自の世界感で歌っています。
まさに、これぞ韓国ロック‼︎
韓国では兵役の時によく仲間内でも歌われるそうです。つらい訓練の日々の中で、自分自身を鼓舞するために。

カン・サネの紹介記事です(駐日韓国文化院HPより)。彼の人物像がわかりますので掲載しますね。

カン・サネは、熱き信念で自由と人生を歌い続ける
韓国のトップ・シンガーソングライター。

高校時代までは学校、教会、家しかしらない優等生だったという。そんな彼を歌手の道へと導いたのは大学時代。82年、慶熙(キョンヒ)大学校韓医学科に入学後、闘う学生運動と催涙弾が飛び交うという現実に直面、これまで学習してきた現実と実際の現実とのギャップに衝撃を受け、疑問を抱くと同時に、本当の現実に対する好奇心が発動し始める。そのころから、ギターを片手に酒場でアルバイトを兼ねて歌を歌い始めた。これが彼の歌手人生の出発点なのだそうだ。

92年、分断状況に生きる人々の気持ちを歌った「…ラグヨ(…ってね)」でメジャーデビュー。その後もアンダーグラウンド時代同様、ライブに重きを置いて精力的に活動、自由、人生、平和、愛を歌い続ける。カン・サネは、20代のころに留学経験のある日本とも縁が深く、91年には日本人女性と結婚。96年には東京ビビンパクラブの春日博文のプロデュースになる『ピタギ』を発表。日本で数回にわたりライブを行ったりもした。

時には思春期の少年のように、時にはグレた不良少年のように、大衆の前で自由気ままに歌うカン・サネ。彼はサウンド的にも制約を受けることなく、「カン・サネ=ロッカー」という枠に収まりきらない独自の音楽を展開している。ロック、フォーク、ジャズ、バラード、テクノと、さまざまなジャンルのサウンドを吸収すればするほど、彼の持つ音楽世界は広がっていく。これからも自由と人生を歌いながら、カン・サネは大衆と密着した歌手であり続けるだろう。

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