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働きやすい環境づくり(7/26~8/4)

勤務開始から約3日。

まだまだ勉強中の身だけど働くことに対しての気持ちは前向きでいられている。分からないことはバンバン質問しても答えてくれるし、昼間に休憩室で寝ていても何も言われない。

逆に寝ないと『ちゃんと昼寝を取りましたか?』と心配される。

過去3度仕事に就いたがこんなことは今までなく、質問してもたらい回しにされ、納得した答えに行きつかなく聞き返したら不満な表情をされた。
それどころか掃除が元々苦手だったのでデスクの汚さは常に指摘され、
体質的に昼間はどうしても眠くなってしまう為居眠りして怒られる場面が、多々あった。

今までの仕事の反省を踏まえて、今回仕事に就く上で変化させたこと

それは

自らが障害者であることを認知してもらったうえで会社に採用を委ねる
ということだった。

”今までは健常者扱いで仕事に就いていたがそれだとできないことが悪目立ちし勤務態度の悪さを指摘されて評価されずにいる”と、
施設の職員からフィードバックがあった。

自分が施設で指摘されたADHDの特徴としては

①朝礼、夕礼時、立ってじっとすることが出来ずふらふらしてしまう。
②デスクワークをする時、靴下を脱いで裸足になる
③午後になると居眠りをする
④自分にとって必要だと感じる仕事は誰よりも作業が早いが、つまらない仕事や生産性が低いと判断した仕事には手を抜く
⑤距離感を測るのが苦手で初対面の人でもガンガン物言いをする
⑥清潔感がない

などなど、あげたらきりがないが一年半の通所生活の中でそれぞれの特徴との向き合い方を研究し対策を行えば健常者と同じように働けるという
評価を頂いた。

”しかし、個人の努力だけでは会社でうまくいくとは限らず
長続きさせるためには会社に障害特性を理解してもらうこと
これが何より重要である”と続けて指摘された。

早い話が面接官に
”自分は障害者で①~⑥までの特徴がありそれぞれに対して対策をすれば働くことができるのでご協力頂けますか?”
と障害を開示することだ。

この話を施設から提案されたとき、はじめは断った。
当たり前だ。
こんなことを面接で話したら、一気に見送られる可能性が高まるし
リスクのある人材を雇いたいとは誰だって思わない。

ただこのことを伝えないことには、過去に努めた会社と同じ末路を辿るだろう。
気は進まなかったが、長い間お世話になっている職員からの提案だ。
承諾して面接に臨むこととした。

結果から言うと伝えてよかった。
不採用となる会社も確かにあったが
逆にこの質問がいい会社を選ぶうえでの篩(ふるい)の役割となったからだ。

今の会社がまさにそうで面接官から
”障害をご自身で理解したうえで周りにどのような協力をお願いしてますか?”
と本質的な話をすることが出来お互いに建設的なやり取りができた。

現場の店舗責任者にも話を通してもらい、
”ウチとしてはこのような取り組み方でプーさんを雇いたい”
と理解してもらったうえで話をすることができ、
従業員にも事前に伝えたことにより、
何度聞き返したとしても
”そういう特性ですもんね”
立っているときにふらついていても
”座って聞くほうが集中しやすいならそれでもいいですよ”
休憩室で寝ている様子を見ても
”睡眠はしっかりとれましたか?”

と特性を踏まえた会話をしてくれるのでこちらとしてはとてもやりやすい。

働きやすくするための環境づくりというのは何もインフラを整えることだけでなく一見するとデメリットしか感じない内容であっても伝えること理解が深まりで自分にとっても会社にとってもいい関係性を構築しやすくるというメリットもあるので

たとえ自分にとって都合の悪いことが起きたとしても余すことなく会社に伝え長く働ける環境をどんどん形成していきたい考えだ。

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