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やっぱり出なかった、Vultures・・・

こんにちは、じゃみです。
ヴァルチャーズ、やっぱり出ませんでしたね。このままカニエが満足行くまで毎週延びて行くのでしょうか。延びる分には実際、もうDondaの件で慣れた話なのでいいんですけど、これで途中で頓挫したらたまらんなぁといちファンとしては思うところです。そもそもビアンカのケツばっか追っかけてちゃんとミックスダウンしてるのかそこら辺もちょっと謎ですが、まあ案外エンジニア任せでたまにスタジオに入って指示だけしてそうな気もしますが、ともかく、無事リリースされることを祈るばかりです。

さて、今週もビルライダージョーンズの新作を始め様々な作品がリリースされましたが、そこら辺は次回で語るとして、今週の5作品について語ろうかと思います。

そうそう、いまRYM、AOTY、メタクリティックの3サイトを巡回してまして、基本ここから見つけた5作品を毎週紹介していこうかと思ってるところです。

1.YUKIKA - Time-Lapse

本作は去年の12月にリリースされた作品なんですが、いやー徹底されたクラシカルなコンセプトに構成されたCityPopカヴァーの本作、素晴らしいですね。前半は先程言ったようにカヴァーで後半はそのインストになってます。韓国語で歌う彼女なんですが、調べるとなんと日本人で、韓国で活動する歌手だったみたいなんですよね。前作も有名みたいで、そっちも聴いてみたんですけど、たしかに良いんですが、あくまでサウンド感は20sCityPopってスタイルで、僕の好みで言えばよりコンセプチュアルな本作のほうが軍配が上がるって感じです。しかし残念な事に、本作で歌手活動を終了するようなんです。うーんもしまだ続けてくれたらぜひライヴを観てみたかったって思うところです。グリーンルームとか良さそうな気がしちゃいますね。

2.Michael Nau - Accompany

去年12月にリリースされた本作、全然このSSWの方、知らなかったんですけど、かなり良いですね。感触としてはマック・デマルコに近いです。音楽性としてはソフトポップサイケといったところ。肩の力が抜けた優しい歌声に、浮遊するようなスライド・ギターの音色がとても心地よいですね。どの曲も質が高いのですが、プレイリストにも選んでいる、ピアノから始まる4曲目が特に良いですね。この楽曲はスライド・ギターは登場しないのですが、反復するリバーブの効いたピアノの旋律と彼の歌が重なり、初期のエルトンジョンにも似たような心地よさを感じられます。

3.SPRINTS – Letter To Self

先日リリースされた話題のアイルランド出身のバンド、SPRINTS、聴いてみました。なるほどな、という感じです。サウンド的にはポストパンクとガレージパンクの中間といった感じ、パワフルな女性ボーカルとソリッドな音が際立ってます。本作、メタスコアが高くてユーザースコアが低いのは納得ですね。この手のジャンルをチャートに乗せるにはポップに傾倒しなければいけないですし。しかし作品はポップであれど、節々の音作りは上手くインディの味を挟んでて、程よいハイブリッド感がスルッと入ってこれます。ぜひ今の若い世代は、こういうサウンドを入り口に色々ディグして欲しいなとおもいますね。ちなみにプロデュースはGilla BandのDaniel Foxとの事。そこもなるほどな、という所です。良い仕事してると思います。僕個人としてはギターロック尚且つストロークス好きなら結構ハマれると思います。というのも冒頭にポストパンクとガレージパンクの中間とは書いているけど、鳴ってる音はいたってポジティブなんですよね。是非今年、夏フェスに来て欲しいところです。

4.Pile - Hot Air Balloon

1月にリリースされた、Pileというバンドによるep作品です。もともとポストパンクの路線でスタートしたバンドみたいで、2000年代から居た様なんですが、現在はポストパンクの要素を残しつつ、よりアートポップの方向性で活動しているようです。特出して他と異なる強い個性がある訳では無いんですが、独特な暗さと憂いを感じられる、統一感のあるサウンドのepです。リズムのかっちりとした感じがなんともポストパンクぽさを匂わせています。

5.Raze Regal and White Denim - Raze Regal & White Denim Inc.

去年の11月にリリースされたコラボレーション作品なのですが、これ素晴らしすぎますね。聴き逃していたことを後悔しています。サウンドとしては、70年代のアメリカンAORを現代にアップデートしたような内容で、コンパクトながら、全曲とにかくグッドメロディ、グッドグルーブ、グッドリフが終始続きまくるといった、この手のサウンドが好きな僕からしたらただただ耳が幸せな作品です。さて、White Denimはみなさんお馴染みの良質インディポップを奏でるバンドですが、黒人ギタリストのRaze Regalって何者なんだろうと思って調べてみたら、なんとあのmore Recordsでもプッシュしていた、まるでPink FloydとYesとSteely DanとELOとQueenが一緒に演奏しているかのようなサウンドスケールのOnce and Future Bandのメンバーだったんですよね。そりゃあのバンドのRaze RegalとWhite Denimが合体したら最高しか約束されないよなと思ったところです。

さて、今回はこんなところになります。最後にYoutubeと各作品のSpotifyを貼りますので、ご興味ありましたら是非ご視聴ください。ではまた。

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