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子どもも(おとなも)成長するうえで大切だと思うこと

子どもの時、何かの準備(勉強や練習)が思うようにできていなかったときや、上手にできるか不安を感じた時、学校や習い事に行くことが怖くて、不安で不安でたまらないことがあった。

「ねぇ、怒られないかな?」

「ねぇ、失敗しないかな?」

「ねぇ、できるかな…どうしよう」

不安で胸が押しつぶされそうになると、決まって母にこう問いかけていた。

「大丈夫よ!あんまり心配しないの」

母にそう言ってもらえると、気持ちがスーっと軽くなり、不安な気持ちがすこしばかり和らいだ。

どれだけ不安で怖いと思っていても、その物事は大抵無事に終わる。あっけなく終わることがほとんどだった。

それでも、時々派手な失敗をすることもあって、そんなときは泣いて落ち込んで立ち直るのに時間がかかった。

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小学3年の息子もまた、かつてのわたしのように、何か初めての経験をするときや、準備がちゃんとできていないときに不安がることがある。いつもは元気いっぱいハツラツとしているのに、不安があるときは「学校いやだー行きたくない~」と態度で現す。

「大丈夫!うまくいくよ!」

「できるから安心して」

わたしもまた、あの頃の母と同じように息子を励ます。そんなやり取りを繰り返していくうちに、だんだんと息子が不安がる様子が少なくなっていく。

子どもの頃のわたしが、「大丈夫」という言葉をもらうたびに、ほんの少し安心感を得て、少しずつその気持ちが強くなっていったように、息子の中にも「大丈夫」の貯金がたまっていってるのかもしれない。

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子どもにとっても、大人にとっても、成長するうえで大切なこと。

新たなことに勇気を出して足を踏み入れること。

怖くても、不安でも、勉強不足でも、練習不足でも、その時やらなければならないことに全力を出すこと。

そんなとき、自分自身でも、家族でも、友達でも、誰でもいいから、なんなら趣味でも何でもいいから、頑張るための安心感をもらうこと。

ほんの少しでも、安心感がある中で、挑戦してみる。

完璧に上手にできなくてもいい。その時の自分の成果を見つめる。褒めて、反省して。できたところまでは自分を認めてあげて、できなかったところは反省して次に活かす。

どんな結果でも、頑張ったことはまず褒める。自分自身で。

たくさん不安な思いをして、たくさん失敗して、たくさん泣いて、ちょっとずつ成長していく。


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