「そこにいるだけで充分だよ」♯我慢に代わる私の選択肢
辛いとき、悲しいとき、苦しいとき、そんなときに少しでも前を向くための方法として、わたしは自分で自分の褒める場所はどこかないかな?と考えるようになった。
ほんとうに辛いときは、褒めるところなんて思い浮かばないときもある。
そんなとき、わたしは大切な友達の言葉を思い出すようにしている。
彼女はいつもわたしのことを肯定してくれて、応援してくれていたから。
きっと落ち込んでいる姿を見たら、必ず「大丈夫だよ」って言ってくれる。いつでもどんなときでも。
大学時代に出会った彼女は、わたしが泣いている場面も沢山見てきた。わたしもまた、彼女が泣いている場面も見てきた。
泣いているときは一緒泣いてくれ、大喜びしているときは一緒に大喜びしてくれる、そんな風にいつも寄り添ってくれる子で。
本気の悩みで落ち込んでいたら、真剣に話を聞いてくれる。そして必ず「大丈夫だよ」と優しい声で安心させてくれた。
自信がないところも彼女につぶやくと、そのわたしの気持ちを汲んだうえで、何かしら褒めるところを見つけて褒めてくれ、最後には明るい気持ちにさせてくれた。
最大の褒め言葉は、
こんなにまっすぐな優しい言葉をかけてくれたら、どんなに元気がないときだって、ホッとするもので。
だから、わたしは落ち込んだときに彼女が言ってくれたことを思い出し、自分で自分をほんのすこしでも褒める。
そして、わたしがほんとうに言われて心が軽くなった言葉、元気が出た言葉。それを心の中で思い出すようにする。
今度は、身近の落ち込んでいる元気のない人にも、同じように最大の褒め言葉で安心させてあげられるように。
この優しい彼女の言葉が、あちこちに広がったら…
我慢なんてしないで、だれかに気持ちを吐き出せたり。
我慢なんてしないで、自分がただここにいていいんだと思えたり。
我慢なんてしないで、その優しい言葉を言ってくれた人のまえでは、明るく笑っていられる。
存在を認め合って、ただまっすぐに褒める事。
だれかに言ってもらえないなら、自分で自分のために、その優しい言葉をかけること。
それがきっと、我慢に代わるもの、心の安心感につながると思う。
わたしは、これからも彼女が言ってくれた言葉を思い出して、自分や周りの人を褒めることを大切にしてゆきたい。
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