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ユニークってなんだ?個性を見出す

普段あまり見ないテレビをつけて、たまたまやっていた「Youは何しに日本へ?」を見ていた。

日本の佃煮文化が大好きなイギリス人女性シェフが日本に密着取材。日本に招待され、老舗の佃煮店で本場仕込みの佃煮の作り方を学ぶ。

佃煮は奥が深い。
僕も昆布の佃煮が大好きなので自分で作ることがあるが、市販の佃煮みたいにやわらかく作るのはむずかしいのだ。醤油と砂糖だってこんなに入れるのかってほど入れないと味がつかない。

老舗の職人はまず昆布を水で戻す時から酢や塩などを使う。
下茹でもするし、戻した時に出たダシを煮る時に戻したりするし、お約束の60年継ぎ足し継ぎ足しした秘伝のタレも使う。

新しい発見がたくさんあってつい見入ってしまったが、何よりも圧倒的だったのが、このイギリス人女性の佃煮に対する情熱だ。よくもまあこんな地味な文化にここまで魅力を見出して入れ込んだものだ。というよりも、われわれ日本人が自分たちの文化の豊かさに気づいていないのか。

浮世絵、漫画、アニメなど、海外からの評価によって日本文化を見直すということがしばしばある。

自分の近くにあるものの良さは見えないんだな。
自分の良さなんて、もっと見えない。