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父が倒れた③

こんにちは。

今回は倒れた翌日からです。

倒れた日は日曜日だったため執刀医が不在でした。
翌日月曜日の朝早くに病院へ行き、手術の説明を聞いて同意書にサインをしました。
12時頃、父は手術室に消えました。

そのあとは一旦家に帰り、食事などをとりました。
家族はみんなクタクタ。
私だけ明るく振る舞っていました。
今思うとすごいな自分って思います。

7時間くらい経ったころでしょうか。
病院から後1時間程度で終了の連絡があったので、急いで向かいます。

父は予定を30分オーバーして手術室から出てきました。

麻酔が切れかけていたので執刀医が強く呼びかけます。
「お父さーん!お父さーん!」
頭には大きな傷痕、目の焦点が合わず、ゔぅぅぅと鳴く父はとても弱々しかったです。

もう夜遅かったので家に帰り、私は翌日仕事へ行く用意をしました。

術後2週間はとても不安定な状態が続くそうです。
合併症など発症しないよう看護師さんやお医者さんがつきっきりで見てくれます。


コロナの影響で面会できませんでしたが、かえって良かったのかもしれないと思います。
面会できていたら、毎日通って、毎日現実にぶち当たっていたから…。
[頭を開いて、クリップを2つ付けて、また閉じる]
そんなことをしても生きているのだから人間って凄いです。
先生を含めた、携わってくれた方々も本当に凄いです。
余談ですが、
私と父はお葬式への考え方が同じでした。
「死んだ人は声も聞こえないのに、大金をかけて、親戚を集めて、言葉を送ったりなんなりバカバカしい」
そんな風に思っておりました。(あくまでも個人の考えです)
しかし、今回の件で父が死ぬかもと思った時、盛大にお葬式をやりたいと思いました。
結果生きているので良かったのですが、、、😌
今後大切な人が亡くなった時は盛大に送り出してあげようと思います。

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