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手放す、不確実性にゆだねる

最近、シン・ウルトラマンを見た。
世代でないので、ある意味ポカーンだったし、オマージュのような場面に感動するより笑ってしまったのだが、いい作品だったと思う。

今回は、「手放す」ということについて。#私の好きな言葉です

シン・ウルトラマンの監督は、庵野さんではない。
企画者で脚本は書いたけど、監督はシン・ゴジラを率いた樋口真嗣さんだ。

庵野さんは、作品を敢えて手放して、得意な誰か、もしくは、自分の想定外を生み出す誰かに任せることが最近多い。

というのも、シンエヴァにおける巻波マリも、庵野さん発のキャラクターでない(と聞いている)し、「プロフェッショナルの流儀」でも途中までは敢えて自分から動かないことで、違った可能性を探っていた。

ビジネスに話を移すと、星野リゾートの星野社長も、自分の時間を捻出するために、敢えて会議や記者会見に出ないで任せたりするらしい。その時の期待値は自分でやったときの7割くらいらしく、ここはクリエイターである庵野さんとは異なっている。

他方、勝負の世界に身を置く人でも、手放す、に近い行為を行う人もいる。
羽生善治さんは、著書で「手を預ける」という選択肢を取って、敢えて相手の手を受け入れる方法を紹介していた。将棋は詳しくはないけど、自分が動くことで却ってバランスが崩れてしまうこともあるらしい。

自分自身も手放す、ということで敢えて可能性を生んだり、時間を創ったり、ということに慣れていきたいけど、この塩梅、難しいんですよね。。。

ちなみに、ブログの更新が遅れたのは、基礎情報技術者の試験対策をしていたからなんです。私の「やらなくちゃ」という責務を手放したからなんです。サボっていたわけではないんです!

プライドやメンツを手放せていませんね。。。

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