東京に戻って。東京突入論。

2019年10月から、地方(といっても高齢化率45%くらいのとこ)に移って、2年ほど、東京から離れていた。2020年に至っては、一度も東京に足を踏み入れることがなかった。

そんな中で見えてきたものがいくつかある。

①お金、というよりもAccessibilityの問題が選択を左右する。
医療でも、コンビニでも、運動でもなんでもよいのだが、自分が大事と思うサービスに対して、すぐにアクセスできること。

地方にいたときには、病院に行くのに、1時間以上かけて車で通うこともあった。ついでに買い物ができるのだけど、割と大事な問題。

ある人にとっては、子どもの教育環境かもしれないし、違う人にとっては、野菜を作る農地になるかもしれない。

その優先度の中で、Accessibilityが良いところを探したうえで、どこに住むかが大事と感じた。

②東京から見た「地方」と実際の地方には大きな差がある。
だいたいニュースとか、移住の番組とかでいう「地方」は人口5~10万人くらいのところで、AEONやUNIQLOがあったり、公共交通機関に電車が含まれているところを指している。

一方で、自分がいたところは、電車は廃線、ローソンが近くにあったのが唯一の救いで、検索してもお店が出てこないこともあるし、中には廃業とGoogleマップで表示されながらも、実はビジネスを続けているところもある。

とはいえ、検索性が低くとも成立するということは、「顔の見える関係」において、商売が成立している地域であり、これはこれで、強いところがある。例えば、自宅宛のヤマト運輸の宅配が、気を利かせて職場に届けてくれることもある。関係を構築できれば、金銭に換えられない、素敵なプレゼントをもらうこともできる。

③「誰かでいられる自由」か、「誰かでいる唯一性」か
前者が東京に価値を求める理由、後者が地方で価値を求める理由なんじゃないかな、と。もちろん、ある分野で卓越すれば東京でも結果的に唯一の存在になるのだけれど、今の自分は「透明な誰か」でいたい。

好き勝手に自分の心情を吐露し、好きなものに没頭して、それで評価されたい。もちろん、節度は持って。

今年は、「嫌われる勇気」を試すぞ~。

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