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そういうふうに、まる子でできている。➁

 小学生で「ちびまる子ちゃん」を読んだきっかけで、さくら先生の世界観に出会ってから、自分の生活が豊かになったと思う。そこから派生して派生して、今では好きな物事がたくさんあり、一銭にもならないが、まぁまぁ忙しいくしている。

 子どもの頃、同じような毎日を普通に過ごしていたが、まる子の扉絵などをよく見ていたからか、今日の空はあの絵に似ているな、とか色が似ているなとか思うようになり、ふとした日常の景色に目が留まるようになった。その瞬間に気が付いてラッキーだと思うし、すきな景色だなぁと見とれたり、大人になってからは写真を撮ったり。先生の絵の色遣いや縁取りの絵?っていうのか。それがとても好きで、真似して描いてみたりした。もちろん、まる子の主な登場人物も描ける。そのおかげと思いたいが、絵を描くのがわりと好きになった。まる子の口調もよく真似して友達にツッコミを入れて遊んでいた。そんな感じで常にまる子を感じ、まる子の分身になったつもりで生活していた。


 先生の真似もあれこれしてみた。お金がかからず興味を持ったことはできるだけ。一番覚えていてワクワクしたのが「遠足の準備」。まる子が遠足へ持っていくお菓子を買いにいくシーンなんかは、できるだけ忠実に真似した。いつもの遠足がいつも以上に楽しくなった気持ちを覚えている。

 これは、思い切って真似したぞ。というのは、バリ島へ行ったこと。先生おススメのナシゴレンはバカみたいに何度も食べた。そして、同じスパを受け、同じ景色を見ていることに感動した。

 興味はあったけど真似できなかったこともある。しかもタダなのに…。真似できなかったというか、勇気がなかった「飲尿療法」。いまだに尿検査の時、コップに入った自分の尿を見つめ、手のひらに生暖かさを感じながら、やっぱり無理だ…。先生すげぇ…。と思いながらコップを窓口へ出す。先生の健康マニアにっぷりは感服するばかりだ。

 これは真似ではないが、同じジャイアンツファンで、ビートたけしファンで、新見南吉ファンだということが嬉しい。私の生まれ故郷である半田市は、新見南吉のふるさとでもあって、それを知った市は、先生に南吉グッズを贈っている。でかした!よくやった!と先生を喜ばせてくれたことに上から目線で感謝し、喜び盛り上がった。先生は南吉記念館にいかれたのかなぁ…。

image0.jpeg まる子

 先生のふるさとである清水市にも何度も行っている。大好きな土地だ。ちびまる子ちゃんランドはもちろん清水港や三保松原。そして海鮮。先生おススメの追分ようかんもおいしかった。実は、先生のご実家であろう家も見た。小学校とよく登場する神社も巡った。ここでまる子やたまちゃんやはまじたちが笑ったり泣いたり悪さしたり怒ったり反省したりしていたんだなぁと思いながら巴川をじっと眺めていた。みんなが育った場所を目の前にして、私の中の名場面が生き生きとリアルな土地で動き出し、ぐっとくるものがあった。

次に真似したいもの。柴犬を飼うこと。これは、お金だけの問題ではないので、軽々しく実践はしない。今は柴犬の動画を見て「かーいーねー♡かーいーねー♡」と、画面に言って満足している。

#好きな漫画家 #さくらももこ #ちびまる子ちゃん #清水市  #ちびまる子ちゃんランド

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