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うまくいきそうになると失敗させようとする

かの有名なマーケター森岡毅さんは、真っ赤なカバーの著書「マーケティングとは組織革命である。」の中で、「人間の脳は、動物の本能として変化を拒むようにできている」とおっしゃっています。変化してしまいそうな時に自分の行動に無意識にブレーキをかけるらしいです。

果たして、本当にそうなのでしょうか?

このnoteでは、「おぉ!確かに」が口癖の「でかぷりお」が、見聞きしたものに対して無理矢理、あまのじゃくなポジションを取り、そこから感じたことをメモっています。

さて、変化を拒むようにできているというのは当てはまらないこともあるのではないでしょうか。
例えば、義務教育の学生たちの年ごとは身長もさることながら日々変化の連続です。
部活動なんかでは今日よりも速く、今日よりもマッチョに。今日よりも強い心をと願って練習を頑張っているのではないでしょうか。

あるいは、ゲームに夢中になっている時も、もっとレベルを上げて全体攻撃で1ターンで敵を倒せるようになりたいとか、もっとお金を貯めて自分のシティにカジノを建設したいとか変化を楽しんでいるのではないでしょうか。

または、お化け屋敷とか、遊園地で怖い思いとか絶叫するという普段とは違う変化を楽しんでいるのではないかとおもいます。

まぁ、この辺の話なら変化の幅が小さいから例外だとか、変化をあらかじめわかっているから該当しないと言われれば、あまのじゃくな僕もうなづいてしまうかもしれません。

ただ、この一文を読んだ時は、「いやいや、さすがにそれはないでしょないでしょ」と思わざるを得なかったです。

大きなプレゼンの企画をする時に緊張するのは、企画が通った場合に出会う人や環境が変化し、新しいチャレンジを超える際につきものの困難やストレスにたくさん晒される大きな変化が起こります。これを察知した脳は「生存確率が下がるリスク」と判断し状況や環境が変化しないようにブレーキをかけようとする。

つまり、うまくいき成功した先に待っている困難を大きく見積もってしまい、自分の能力を発揮しないことを無意識に選択するというのです。

そんなことってありますか?うまくいかせたくて、成功したくて準備や努力を重ねたのに、うまくいきそうになると能力を封印してしまうなんて。。。
人間がそんなに不器用とは思えませんし、とても矛盾していることになります。

100歩譲ってこの論を間に受けるとしたら、僕だったら成功の状況を具体的に思い浮かべて、苦しさや困難なイメージよりも楽しいイメージをたくさん持ってから本番に臨むだろうと思います。成功した先で手に入るものや喜んでくれる人の笑顔など、いいイメージで頭の中をいっぱいにしていきます。

結局、変化した先にある、ネガティブな部分に脳が反応しているということだと思うので、変化した先にポジティブなものが待っているように仕向ければ、変化が怖くなくなるので、自分の能力を封印したり、変化しないようにブレーキをかけることも無くなるということではないでしょうか。

本日も最後までご覧いただきありがとうございました。

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