見出し画像

ありのまま。WACODES。

 数か月前、オープンキャンパスの手伝いをすることになってしまった。学校に対して多かれ少なかれ不満はあるものの、反旗を翻すほどのものはない。現状に満足せず、少々の愚痴を言えるぐらいが、健康的な学生だ。ただ、学校という組織・体制には、加担したくない気持ちがあった。


 学校を問わず、巷のパンフレットやPR動画に載っている人々は、笑顔で溢れている。爽やかな雰囲気に、包み込む温かさとアットホーム感。真剣に物事に取り組む姿、夢や希望に燃える若者の眼差し。光り輝く校舎に、緑と機能性に富んだ施設。 


 すべてが嘘とは言わない。ただ、その余所行きは度が越えてくると、現実とはかけ離れていく。人を集めるということは、おめかししなければならない。その鬱陶しい華やかさが気に食わないので、学校のPR側には立ちたくなかった。


 もっと「素朴な姿が見たい」と考える人は、決して少なくない。


 お世話になっている先生からのお願いであるならば、断るにも断れない。オープンキャンパスでは、高校生と保護者に学部の説明・相談をする担当になった。「学校のコマになるもんか」「良し悪しをそのまま、来てくださった人に伝えるのだ」と組織・体制に心を売らないことを、強く心に決めた。


 制服を着た初々しい高校生とその母親。親子のあまりのそっくりな顔立ちに驚きながら、職務を進めていると、学校の良いことばかりを押し売りする、饒舌な実演販売士になっている自分がいた。いざお客様を前にすると、いとも簡単に組織・体制側になってしまう自分。


 意志の弱さと長い物には巻かれてしまう自分に肩を落とし、いつもより音量を大きくしたラジオを聴きながら帰宅した。


 この『わたしとWACODES』は、有志が執筆中である。SNSもInstagram企画『おしえてWACODES』も、少しでもWACODESに対して興味を抱いてもらいたく、「大変だ、大変だ」と言いながら、学校や就活等で忙しい中で、楽しく活動している。


 そのため、スタッフさんから無理に番宣活動を強いられているわけではなく、主体性に富んだ「9期生募集」であり、どのように「ありのままをわかりやすく」我々を伝えられるか、思考を凝らしているのだ。そんじょそこらのPR活動とは、一味も二味も違うと自負している。


 よってオープンキャンパスの自分とは違い、私はWACODESを紹介したくてたまらない人間であることを、ここで強く宣言する。


 これらを踏まえて、私なりに「ありのまま」を意識しながら、WACODESの紹介をしたいと思う(目の前にお客様がいないので、忖度しないで書けるはず)。


 まず、こんなひねくれものである私を受け入れてくれる。これだけで、とっても優しい方々の集まりであることは、一目瞭然!ラジオに負けず劣らず、包容力のある方ばかり。学校では恥ずかしくて見せない姿も、面白がって楽しんでくれる。これまでのnoteの連載をみて下さった方なら、多種多様な感受性豊かな学生の集まりであることは、何となく理解していただけると思う。


 「ラジオを聴いて集まった」。この一つの共通点が、WACODESの魅力の根幹にある。だって、今どき斜陽メディアのラジオを聴いている学生って、ちょっとおかしいもん。そんな人たちが集まる場所は、面白いに決まっている。


 いい事ばかりの羅列になっているため、ここでバランスを。


 WACODESは今、リモートでのやり取りが軸となっている。ほんの数回しかお会いしたことがない、画面上のやり取りだけ、顔と名前も一致していない方も。正直、対面で会っていれば、もっと活動的であっと驚くようなことができる集団だ。それがコロナの弊害を、もろに食らっている。


 なので、全員がそれぞれの役回りで活躍し、活気に満ち満ちたコミュニティとは言えない。


 しかし私は、これを由々しき状況とは思わない。


 音声という限られた情報を軸とする媒体だからこそ、制限だらけの世の中でももがくことを厭わない。困難や不可能があるから、燃えるのだ。


 我々が発信する素敵な情報を是非、「なんか怪しいぞ」と眉をひそめ、吟味してみて下さい。そしてWACODESがどういった場所であるか、嘘おべんちゃらを言うような集団なのかは、是非実際に9期生になってから判断してください。
 


書いた人:みとちゃん(8期)
ひとこと:4年以上使っているスマホのバッテリー。だいぶ、元気がなくなっています。でも、一生添い遂げるつもりです。

WACODES

<J-WAVE WACODESと新メンバー募集の詳細はこちら>

<おまけ:連載企画「ラクガキワコーズ」>


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?