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「好き」こそ最大の武器。

「すごい俯瞰的に見ることができるよね。」
これはポッドキャストの企画会議をしている時に、メンバーが自分に投げかけてくれた言葉だった。言った本人は覚えていないかもしれないけれど、僕ははっきり覚えている。

僕は大学2年生になってWACODESに入った。何年生が応募しても全く構わないのだが、1年生の時もWACODESの存在を知っていたのに、申し込みすらしなかった。それはただ一つ。自分に強みがないと思い込んでいたからである。やっていける気がしないと決めつけていたからである。とにかく自信がなかった。

大学進学を機に上京をし、一人暮らしを始め、コロナ禍で家に篭る日々が続いてラジオを聴き始めた。そこからどんどんラジオが好きになり、音楽がますます好きになり、ラジオがないと生活ができない人間になってしまった。

 ラジオがなくてはならない生活になったのに、大学の周りにはラジオについて話せる友人はいなかった。自分がこんなに夢中になっているのに熱く語れる友人はいなかった。来年WACODESの募集が始まったら絶対応募しよう。大学1年の秋にはもう決めていた。その時の自分は「自分に強みがない」なんてことどうでもよかった。好きなものを好きと言える組織に魅力を感じていた。

 いざWACODESに入って、最初に携わったプロジェクトがPodcast『空きコマスタジオ』だった。僕らのチームが「東京」をキーワードに企画を会議していた時に言ってくれた言葉が冒頭の言葉だった。

 強みがないと思っていた自分を見つめ直すきっかけになった。この組織のいいところはさりげなく「良いところも違うと思ったことも躊躇わず言葉にしてくれる」仲間がいることだろう。

 
「好きを繋げる J-WAVEで繋がる」
この言葉はまさにその通りだと思う。実際、僕はレコードが好きでそれを元に、僕が企画を立ち上げロケを行い、収録して編集してプロデュースする経験もした。レコードが好きと言ったら「いいね、楽しそう」と言ってくれる仲間がいた。noteを書きたい、音楽が好き、編集が好き、カメラが好き、ライブが好き、本が好き、もちろんラジオが好き・・・さまざまな物に対して本気で好きな人が集まる場所。その好きを認めてくれる仲間がたくさんいる場所。好きが繋がって企画が始まって進行してそこから、強みが見つかったり、活かしたり。

 六本木ヒルズ33階。僕からしたらとっても神聖な場所である。地方に住んで東京に絶大な憧れを抱いていた高校生の自分が、今の自分を見たらひっくり返るかもしれない。自信なんかいらない、強みなんかいらない、入ってしまえば「好き」が繋がっていく。「好き」なものがあることこそが最大の武器なのかもしれない。それがWACODESの良さなのかなと最近思う。

書類も面接も大変だと思いますが、あなたの「好き」を頼りに頑張ってください。たくさんの人の応募を待ってます。

 


書いた人:かんたろう(9期)
ひとこと:大江戸線六本木駅のエスカレーターを歩かなくていいような余裕のある大人に私はなりたい。

〈J-WAVE WACODESと新メンバー募集の詳細はこちら〉


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