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沈黙は怖くない! キャリアコンサルタント試験面接対策

面接試験で一番起きてほしくないこと・・・

できれば避けて通りたいこと・・・

クライエントが黙ってしまうと・・・


本日は沈黙の対処法についてお話します。


【誤った先入観】

沈黙を悪いことだと考えていませんか?

沈黙の責任はコンサルタントにあると思っていませんか?

沈黙は減点対象になると思っていませんか?

それは誤りです。
それは思い込みです。


カウンセリングはクライエントとカウンセラーとの言語的、非言語的のやりとりですから、沈黙はカウンセリングの重要な要素です。
沈黙もクライアント理解には欠かせないものだと考えてください。

とは言っても、面接試験でクライアントが黙ってしまうと焦ってしまうのは仕方ないことです。

面接本番でクライエントが沈黙してしまったら・・・

起きるかもしれないのでしてらそれに備えるのが賢明です。
沈黙の対処をお話します。


【沈黙の対処法】
まずは焦らず待ちましょう。

10秒程度は待ちます。

こちらから何か話したくなる

話さなくてはと思ってしまう

どうしても我慢できないという方も、とにかく待ちましょう。
待つことで必ず何か変化が現れます。


【変化1】
クライエントが何か話し始める。

クライエントから変化が現れることが多いです。
その場合は、クライエントの話を聞いていきます。
クライエントが話し始めると沈黙の対応は終わりです。


【それでも沈黙が続く時】
それでもクライアントが話し始めないときはどうするかです。
10秒程度待つ間に、クライアントの沈黙の意味を推察します。

【沈黙の3つの理由】
①内省している。考えている。
②話し終えて一息ついている。話すことが特にない。
③コンサルタントに反発している。


【①の場合】
もう少し待ってみましょう。
その場合は、クライアントを見守ります。
(大丈夫ですよ、焦らなくていいですよ、とか心で言いながら待つ感じです。)


どうしても沈黙に耐えられないという方は、もちろん声に出しても大丈夫です。

声をかけるのでしたらこんな感じでしょうか。

焦らずゆっくり構えてこう言ってください。

「どうぞゆっくりお話ください」

「いいんですよ・・・大丈夫ですよ」

「少し詳しくお聞かせいただけますか」

これは沈黙に限らず、話さないクライアント、間がもたない場合にも使えます。


【②の場合】

それまでクライアントの話したことを要約するといいでしょう。


【③の場合】

本当に反発しているか判断するのは難しいですから、一旦要約してみるのが無難だと思います。

以上から言えることは2つです。

・沈黙は焦らずじっくり待つ。

・それでも状況が変わらない場合は要約する。

要約は行き詰ったカウンセリングプロセスを打開するきっかけとなります。

次回は要約についてお話したいと思います。



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