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【ヨコハマ筒香劇場2024】しばし休演!~5月12日阪神戦&14日巨人戦


▲5月12日の横浜スタジアム(阪神戦)の上空はまるで梅雨空、横浜の打撃陣のバットも湿りがちだった。

【5月12日阪神戦】大貫投手の好投にこたえられず、筒香選手も無安打で0-1の惜敗

5月12日、横浜スタジアムは前日に続いて強風がやまず、厚い雲に覆われていたが、筒香選手の「劇弾」もならなかった。
 
大貫投手(横浜)は8回までわずか2安打に阪神打線を抑える力投を見せたものの、阪神・才木投手(みごと完封)の150キロを超える速球とスッと落ちるフォークボールにほんろうされ、横浜のバッターはわずかなチャンスをものにすることができなかった。
 
ファンがわいた唯一のチャンスは、7回裏、数日前にイレギュラー打球を頭部に受けながら復帰した宮崎選手が、レフト前のヒット、次に選手がフォアボールを選んで、ノーアウト1、2塁とした場面。
 
それまで、2ゴロ、三振だった筒香選手が登場し、浜スタは大観衆の「ホームラン、ホームラン、筒香」の耳をつんざくような大声援。
 
しかし、無情にも、筒香選手の強烈な当たりは2塁手の正面を突き、ダブルプレー。
 
これで万事休す。

▲筒香選手は、5月12日阪神戦で才木投手を打ち崩すことはできず、14日巨人戦でも山﨑(伊)投手の外角攻めにあい、両試合ともノーヒットに終わった。

大貫投手が投げると味方が打ってくれないというジレンマ、なんとかならないか、とモヤモヤが残ったが、その体形からチーム内で<豆苗>とあだ名された大貫投手が味方の援護がない中、8回まで投げ、2安打2四球1自責点によくぞ抑えたのは、この先を照らす<燈明>といえないだろうか。

【5月14日巨人戦】山﨑(伊)にしてやられ、筒香・牧に当たりは出ず、1-2でまたも惜敗

冠雪が残る立山連峰をバックにした富山のスタジアム。
 
横浜ベイスターズは例年、地方遠征の巨人戦であまりいい成績を残していない。
 
この日もベストメンバーで試合に臨んだにもかかわらず、この試合でもエラーし精彩のない4番の牧選手、山崎(伊)投手に徹底してアウトコースを攻め立てられた5番筒香選手(2打席は四球)、ともにノーヒットで快音は響かなかった。
(横浜は全体で6安打だが、12日の阪神はわずか2安打で勝利している)
 
いつもは心配なケイ投手(この試合まで1勝3敗)が伏兵の岸田捕手(巨)に2ランを浴びたものの6回を5安打2四球とまずまずのピッチングを見せ、徳山~山﨑のリレーで無失点に抑えたのだから、(たしか)1年に一度しか観戦できない富山のファンに、<筒香劇場>の晴れ舞台を見せてほしかった。
 
――というわけで、<筒香劇場>はしばしの休演日となった。
 
でも、復帰第一戦(5月6日)でTVに映った筒香選手を見るなり、連れ合いが「あら、痩せたわね」と驚いたように、体を絞って万全の状態で連続出場しているようだし、バット・スウィングに疲れは見られない。
 
5月15日には北陸シリーズが終わり、17日からは本拠地の浜スタに戻って、移動してもせいぜい神宮球場、28日からはいよいよパ・リーグとの交流戦が始まる。
 
その間に、【ヨコハマ筒香劇場2024】の<第三幕>が開幕し、また、最高の1日を贈ってくれるものと期待している。

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