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大東流柔術講習会7

大東流柔術はそのものが「秘伝」の位置づけです。秘伝とは、相伝される内容が特別なものという意味合いもありますが、ここでは初伝・中伝・奥伝・秘伝という階梯の最上位という意味で使われています。すなわち、諸流派古武術の初伝・中伝・奥伝の技法からそのエッセンスを集め再構築したものが大東流柔術であることから、諸流派古武術の秘伝に位置づけられるもの、としたのです。中には、そもそもの技の完成度が高いことから、そのままコピーされた技(第2か条の片羽捕)もありますが、ほとんどの技は再構成されているため、諸流派古武術に比べ洗練されたものとなっています。
 
さて、立合は文字どおり騎馬武者が馬から降りた際の鎧組打ちで代表的な技が「裏落」「帯落」である、との鶴山先生の説明は納得でしたが、「搦投(からみなげ)」は馬上での技法であるとの説明には驚いた記憶があります。
 
ここで、「内蔵強化を図る」に関して、先生が語った具体例を紹介しておきます。
居捕4本目の「車倒」は神経性胃炎に効く
居捕5本目の「絞返」は胃けいれんに効く
居捕6本目の「抱締」は胃下垂の予防
居捕10本目の「膝締」は動脈硬化の予防 といった内容でした。


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