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退職する側とされる側の2つの視点を認知して、ストレスなくやめることが重要#84

先日10年半ほど勤めた会社を退職しました。退職の意向を伝えたのは今年の3月末。なので今の心境は”やっと終わった”です。

決して働くのが嫌な会社だったわけではなく、むしろ社会人1年生のときから今まで働き続けてきたわけで…振り返ってみても良き人との出会いや経験をたくさんさせていただきました。 #今の自分から見てたくさんと思うだけだけど

ただ、組織構造としては崩れてきている実感はあって、常に人材不足を謳う中でリレーションシップが図られておらず、キャリアを重ねた層と、若手の間に大きな溝ができている。人手不足だから機動力にかけてきたなどもあって、ジブンがやってみたいことをやるには“日々のルーティン業務”からなかなか抜け出せる状況にないので、このまま続けていても私なりには得られるものがないかなと判断しました。

それで、今回の記事では、退職時の思考の変化と労働者としてのスタンスについて思ったことをまとめていきます。


▽いつだって当事者になることが重要

冒頭でもお伝えしましたが退職を決めたのが3月。決断に至るまでは、ああでもないこうでもないと思考を巡らせていました。例えば、やりたいことは現職場にいてもできるのではないか?とか、収入が下がってしまうのかな?とかです。ですが、考えても考えても答えが見えない。そりゃそうですよね…頭だけグルグル動かしていても、そもそもの判断材料が少ないのですから。

で、退職を伝えたわけですが、その後の私の心境は随分と変わりました。#その時点では伝えただけだけど
次にジブンは何をすればよいのかが、とても具体的に見えてきたんですよね。この時にやっと“一つでも行動を起こすこと”が重要なんだと身をもって実感しました。

思考段階ではまだ自分ごとになっていなくて、本気で変えようとか行動しようとか思えていなかったんですね。#覚悟が決まってない
傍から見れば、何もしてないのと同じで、やっぱりどのように行動したかがすべてだなと思います。アウトプットしてないプロセスは何の価値も無くて、考えているふりとか悩んでいる自分に優越感を感じていたんだなと反省します。

世の中は、ジブンが当事者にならないと見えないことだらけなんですよね。
#だから当事者以外の発信には信ぴょう性がまるでない

▽辞める側と辞められる側の2つの視点

人手不足な会社にとっては10年キャリアの社員がやめることは痛手ですし(転職が前提にある会社ではない故に)、代えが効かない事業を担当していたのもあってかショックは大きかったようです。退職に至るまでに、事業や業務の引継ぎなど、やめる側の私は余裕をもって行うことで自分がいなくなった後の業務が止まらないようにとの思いで早めに必要性を伝えていました。ですが、私の退職は社内でなかなかオープンにされないし(結局退職まで1か月切ってた)、引継ぎも後任者に行うことはできませんでした。

ここで2つの視点があるなと気づいたんですね。辞める側の視点と、やめられる側の会社の視点。私は前者の立ち位置から早め早めに動こうとしていましたが、一方で会社的には(どういう考えか知りませんが)次の体制を調整中(長い長い)だからまだ言えないといった感じでした。管理者クラスは早々に私の退職を知ってはいたものの、日々一緒に働く同僚はぎりぎりまで知らない状況でした。

結局は、私はやめていく側の人間で、会社の今後については発言権すらないのだなと察し、必要事項(言われたこと)だけしっかりやって去ろうという風にマインドチェンジしました。あのまま私側の視点からだけでずっと考えていたら、相手に対する批判とか怒りの感情がどんどん膨らんでいってしまって、良い流れで退職まで行けないだろうと思いました。

一人辞めただけで回らなくなる組織はそれまでで、だいたい組織というものは在籍者で回るようにできているんですよね。ジブンが退職という選択をしただけで、舞い上がっていた部分も否めないなと思います。

▽終わりを迎えて分かるジブンの評価

まあ、そんなこんなでいよいよ退職を報告することができたわけですが、伝えた時に初めて“そんな風に思ってもらえてたのか”と気づかされるシーンがありました。普段はあまり口にしないけど、いなくなる前には言っておこうというアレです。

次に行っても頑張ってとか、どこにいってもやれるよというお声掛けはよくいただきました。みなさん大人で、ポジティブな言葉をくれるんですね。

そんなことを社外の付き合いのあった方にお伝えしたところ、今までの○○さん(私)の働き方が(一緒に仕事をする人たちを)そういう気持ちにさせていたんだと思うよと言っていただけて、ジブンはそういう働き方をしてこれたんだと妙に素直に、ストンと自分の中に落ちていきました。#シンプルに嬉しかった

そもそも同僚として何の感情も持っていなかったら、”お疲れ様でした”の一言でいいわけで、言葉を贈る必要もないですよね。今までの仕事の積み重ねが、周囲の信頼を得ていくんだと…こちらも身をもって実感しました。

他者の信頼を得るには、なにか一つで成し遂げることなんてできなくて、日々の積み重ねでしかないのですよね。今後仕事をしていくうえでも、ジブンの働き方のスタンスは意識していこうと思います。


そんなこんなで10年半ほど勤めた会社は退職し、年明けから新たな仕事がスタートします。
最低限のスタンスとして、

  • 明るくポジティブであること

  • 目の前にある課題には誠意をもって向き合うこと

  • 悩むと考えるを切り分けて時間を有効活用すること

この3点は、意識しておこうと思っています。

最後までお読みいただきありがとうございました。
それではまた。ゆうちゃんでした。(だいぶご無沙汰してしまいました)

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ゆうちゃん
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