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家は早く買えだって?

しっかりお金をためてから定年前後に、夫婦またはお一人様用の「終の棲家」としての住宅を購入するのも一つの賢い方法ですが、どうせいつか
は買うのならば、貯まるのを待つより早めに買う方が良いという考え方もあります。

①頭金100万円で30歳で購入・借入額3,900万円・金利1.2%・35年元利均等返済・ボーナス払いなしのケース。

②頭金1,100万円で40歳で購入。借入額2,900万円・金利1.2%・25年元利均等返済・ボーナス払いなし。

どちらも65歳完済する設定で、2つのケースを比較してみます。

毎月の返済額は①113,763円、②111,938円と、それほど大きな差はありません。

ただし②のケースは貯蓄をしながら家賃を支払うことになり、毎月6万円としても10年間で720万円。

①のように30歳で購入して、家賃分を繰り上げ返済に充てたほうが、早く返済を終えることができます。

繰り上げ返済には「返済期間短縮」と「利息削減」という二重の効果があり、特に最初の10年間に実行すると効果が絶大です。

住宅ローン控除は、少し減るかもしれませんが。

繰り上げ返済したお金は、全額が元金の支払いに充当されます。

住宅ローンの一部繰り上げ返済には「期間短縮型」と「返済額減額型」の2つの方法がありますが、毎月の返済額をどうしても減らしたい事情がある場合以外は、利息削減効果をより大きくするために「期間短縮型」を選ぶのが鉄則です。

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