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すでに救ひの 御手の中今

和笑十楽日乗

築地本願寺 東京・築地

南無阿弥陀
唱へ祈りし
その一瞬(とき)ぞ
すでに救ひの
御手の中今(なかゐま)

令和六年八月二十五日に詠む 和笑十楽

和笑十楽

[解釈]
南無阿弥陀仏
南無阿弥陀仏と
お念仏をお唱えし
お祈り申し上げたその瞬間
もうすでに
貴方は救われているのだよ

[浄土真宗の教えの真髄]
南無阿弥陀仏・南無阿弥陀仏とお念仏を日頃から常にお唱えしていれば、貴方は、やがて今生を離れるときか、或いはいずれ、いつの時にか救われる……のではありません。
そうではなく、
南無阿弥陀仏・南無阿弥陀仏とお念仏をお唱えし、お祈り申し上げた、その瞬間、もうすでに貴方は救われているのです。

これはもう、いわゆる”引き寄せの法則”、そのまんまが浄土真宗の教え、その真宗たる由縁、最大の特徴だったのですね。
以前、我が家の菩提寺で、この法話を拝聴したとき、件の教え、その”量子論的先進性”に度肝を抜かれました。

なお、私は、浄土真宗の熱心な信者というわけではありません。
単に、我が家の宗派が浄土真宗で、菩提寺の法要で偶々この法話を拝する機会があり、強く印象に残っているというお話です。

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