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「彌勒下生サイクル」と二つの経済原理の葛藤と衝突(白頭狸先生著『京都皇統と東京皇室の極秘関係』を読む・番外)

本記事を進める前に、いまネットニュースを開いたところ、3月20日付の産経新聞ニュースに以下の記事が掲載されておりました。


上皇ご夫妻、東京駅のギャラリーご訪問

上皇ご夫妻は20日、JR東京駅の東京ステーションギャラリー(東京都千代田区)を私的に訪れ、展覧会「佐伯祐三 自画像としての風景」をご覧になった。
展覧会は今年、生誕125年を迎える画家、佐伯祐三の代表作を展示。関係者によると、上皇后さまは以前にも作品を鑑賞したことがあり、関心を持たれていたという。


以上となります。
私が申し述べることは何もございませんが「佐伯祐三」に関しては、白頭狸先生も深く関わる事柄でしたので紹介させていただきました。

さて当記事の本題に戻ります。
二つの経済原理とは「お金中心の経済原理」と「心中心の経済原理」のことを言います。
社会を構成する三要素と言えば政治、経済、軍事かと思いますが、時代によってその形態は変わっても、要素そのものは変わることはないものと存じます。

これまでの時代の経済原理は、お金中心の経済原理でしたが、これからの時代すなわち白頭狸先生の説く「彌勒下生サイクル」の経済原理は、心中心の経済原理となると考えられます。
これは端的に言うと「儲け」を中心に置くか、「良いものを提供すること」を中心に置くかの違い、あるいは「利益」を追求するか、「真善美」を追求するかの違いであるかと存じます。

いま現在は、ちょうど旧時代の法則と新時代の法則の入れ替わりの時期であり、二つの経済原理が混在している状態であるため、そのことによって世界のさまざまな局面において葛藤と衝突が起きていると考えられます。
個人の意識内においても、二つの経済原理、すなわち「お金中心の経済原理」と「心中心の経済原理」の葛藤と衝突は生じているかと思いますが、いまの入れ替わりの時期がもっとも厳しい時期であると言えます。
なお、白頭狸先生の四柱推命学における国運十二運試論によれば「彌勒下生サイクル」は目下、萌芽生育の時期である「養」から「長生」で、試練の時期である「沐浴」は、もう少し先となりますので、これから最大の山場を迎えることになると思われます。

「人が時代をつくるのではなく、時代が人をつくる」とは伏見宮皇統の華宮博一様の御言葉ですが、まことに至言であると存じます。
旧時代すなわちお金中心の時代にあっては、お金中心に物事を考えることが時代の要請であり、人々の欲求の中心力でもあり、お金中心の経済原理に従って行動していたものと思いますし、それが旧時代における人々の共通認識として存在していたものと存じます。

最近「今だけ、金だけ、自分だけ」というキャッチコピーで、お金中心の考え方に対する疑問が出るようになりましたが、これは新しい時代の法則すなわち「彌勒下生サイクル」が始動しはじめたためで、新しい時代の視点から視ると「今だけ、金だけ、自分だけ」は違和感があるのは当然ですが、その一方で旧時代の視点から視ると「今だけ、金だけ、自分だけ」は、おそらく普通の考え方であったのではないかと思います。
ですから、どちらが正しくどちらが間違っているというよりは、時代の要請によって旧時代はお金中心の経済原理で動いていたのであり、ふたたび時代の要請によって新時代は心中心の経済原理で動くようになるということになります。

旧時代のお金中心の経済原理から新時代の心中心の経済原理への移行がスムーズに進むかどうか、ハードランディングになるか、ソフトランディングになるかは、旧時代側があくまでも旧来の考え方に固執し抵抗するかどうかにかかっているのと同時に、どれだけ新時代側が心中心の経済原理に従って行動していけるかにかかっているとも言えます。
ただし、いずれにせよ時代(時間)は待ってはくれませんので、焦る必要はございませんが歩を速める必要はございます。

先日18日(土)に落合洞察塾が開催され、ありがたくも参加させて頂くことができました。当日は伏見宮皇統の華頂博一様も訪問され、大塔宮皇統の白頭狸先生と伏見宮皇統の華頂博一様が同じ場に会するという稀有な機会に恵まれることとなりました。
講義の主題は「堀川辰吉郎と伏見宮博恭の対発生」であり、今回新たに判明した京都皇統の系譜、ロシア・ウクライナ戦争の展望、日銀保有の国債に潜む危険性、先物経済のカラクリ、ユング心理学の「集合無意識」と大東社の関係、東京大学法学部に入学された白頭狸先生は在学中、正味30日しか通学しなかった話などなど、東西古今の歴史経済に関する多岐に渡る濃密なお話が披歴され、瞬くうちに講義は終了となりました。
歴史が深奥から動き出していることを実感した貴重な時間となりました。真にありがとうございます。

(白頭狸先生のnote記事より転載)

頓首謹言


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