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歴史の岩戸開き(16)~2024年立春にスサノオノミコトが復活する

立春は「冬が極まり春の気配が立ち始める日」(ウィキペディア)とされ、陰陽思想的には「陰が極まり陽に転ずる日」とされています。

そこで西洋占星術のホロスコープを作成して、今年2024年の立春を調べてみることにしました。
作成時間は定気法による立春時刻の2024年2月4日17時27分00秒、作成場所は富士山山頂です。

占星術ソフト・アマテルにて作成

ホロスコープの読み方にはさまざまな方法があるのですが、今回用いた方法はホロスコープを「人類の集合無意識の写像」と考えて読む方法です。

作成したホロスコープを調べていた時に思い浮かんだのが記事のタイトルとなっている「スサノオノミコトの復活」というキーワードです。

スサノオノミコトは日本神話に登場する「三貴子(サンキシまたはミハシラノウズミコ)」の一柱とされています。「三貴子」とは、

アマテラスオオミカミ(天照大神)
ツクヨミノミコト(月読命)
スサノオノミコト(須佐之男命)

の三柱の神さまのことを言います。

古代日本神話ミステリー・サムブログさまより引用

(今回、三貴子の画像を探そうとしたところ「古代日本神話ミステリー・サムブログ」というサイトを見つけたのですが、おそらくこの「サム」さんは文体の特徴からして、歴史考察系youtuberのTOLAND VLOGさんのサムさんのことだと思われます。日本神話のエピソード、そして日本神話に隠されたミステリーについて大変わかりやすくまとめてありましたので、日本神話をおさらいしたいという方におすすめです。)

スサノオノミコトと言えば「スサ」という言葉が「荒ぶる」という意味に通じることから荒々しい神さまとして描かれ、神々の世界である高天原(タカマガハラ)から追放されたエピソードや、ヤマタノオロチを退治するエピソードが有名で、悪神、外来神(海外からやってきた神さま)として描かれています。

なお、ヤマタノオロチを退治するエピソードは、古い神さまを新しい神さまが退治するエピソードであり、同じようなエピソードがバビロニア神話や北欧神話、ギリシア神話、中国神話など世界各地の神話でも描かれています。

それにしても、スサノオノミコトが復活するとはどのような意味なのでしょうか?

『日月神示』では過去の歴史において5回の岩戸閉めがおこなわれたと説明されてあります。それが、

①伊邪那岐(イザナギ)、伊邪那美(イザナミ)の時
②天照大神(アマテラスオオミカミ)の時
③須佐之男神(スサノオノミコト)に罪着せし時
④神武天皇の時
⑤仏教伝来の時

なのですが、2024年立春のホロスコープを調べていた時に思い浮かんだ「スサノオノミコトの復活」に関係してくるとすれば「③須佐之男神(スサノオノミコト)に罪着せし時」に関係したものであろうと考えることができます。

とすれば、スサノオノミコトにどのような「罪」を着せたのか……? 今のところ謎ですが、荒ぶる神、悪神として描かれてきたスサノオノミコトが正当に評価されることになる、「陰が極まり陽に転ずる」ことになるということかと思います。

そう言えば、山蔭神道の第80代継承者である表博耀(オモテ・ヒロアキ)氏が、来月2月6日に新しい著書『縄文の世界を旅した初代スサノオ 九鬼文書と古代出雲王朝でわかる ハツクニシラス【裏/表】の仕組み』を刊行するとのことで、本のタイトルからも読み取れるように、これまで隠されてきたスサノオノミコトの秘密が明らかとされるのかも知れません。

(Amazonより転載)

他にも哲理学作家さとうみつろうさんと第135世深草伏見秦氏祭司兼統理の土御門兼嗣(ツチミカド・カネグツ)氏が2月4日の立春の日にトークライブを開催されるのことで、ここでも新たな歴史の「岩戸開き」があるかと思います。

哲理学作家さとうみつろうさんと言えば兵庫県宍粟与位村(シソウシ・ヨイムラ)にあるレイビレッジを主宰されており、そこにはスサノオノミコトの墓として言い伝えのある前方後円墳が遺されているとのことでした。なおレイビレッジは伊勢神宮と出雲大社を結ぶ直線のちょうど真ん中に位置しておりパワースポットとしても有名とのことです。

ご参考になれば幸いです。

頓首謹言

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