2021年から届いたラブレター
ONFのONチーム（ボーカル特化チーム）のリーダー、ヒョジンがバレンタインにソロで新曲をリリースした。
昨年韓国人メンバー5人全員が兵役の中でカムバックしただけでも驚いたのに、除隊まで半年を切った今年もサプライズを私たちにプレゼントしてくれるとは…脱帽の一言。
用意周到で粋な贈り物に嬉しさが一番大きいが、事務所と本人たちの同時入隊にかける事への重みを改めて感じる。
Your Songもそうだけど目まぐるしく流行が変わるエンターテインメント業界で、年単位で先んじた準備（しかも撮り直しもできない）をするのは相当な勇気だった思う。
同じ年に発表したある曲があっという間に今っぽくないと言われてしまうこともあるのに、ましてや本人たちが不在にも関わらず作品が世に出た。しかも配信オンリーではなくフィジカルもリリースしグッズも出してきて…その得難い事実を当たり前とせず大切に噛みしめたい。FUSEでよかった。
リリースされた曲はこれまでのONFと同じくMonoTreeによる楽曲制作なのでFUSEとしてもONFとの乖離が少なく安心して楽しめる、ヒョジンの歌声が映える美しいバラード曲だ。
MVは奇しくも今K-POP界隈で流行しているレトロな映像演出がされていてエモさが全開。撮影時の2021年から時を超えて、2023年の私たちへタイムカプセルの中のラブレターを開いたような気持ちにさせてくる。
あと個人的にだが、この映像が完成したのはいつ頃だったのかとても気になる。MVはリリースごろの流行を予測しながら手を加えたのか、それとも撮影時からしっかり決まっていたのか…ファンヒョン先生のオーディオコメンタリーのようにMVについてもいつか語ってくれる場があったらいいなと思う。
ちなみに歌詞はというと
（前略）
会いたいという言葉
私が必要だという言葉、
ただその言葉にうきうきして何も考えずに駆けつける
一人で帰る道は本当に遠いと思うけど
今日も
（中略）
愛しているという言葉
会いたいという言葉
私しかいないという言葉
その言葉
他の人じゃないもう私が聞くことはできないだろうか
君のそばにはいつも私が立っているのに
会いたいという言葉
私が必要だという言葉、
ただその言葉だけでも私は大好きでまた君のところへ行く
今日も
当て馬じゃないですか！
このヒョジンが歌う「私」というか「僕」？は愛する人がいるけど、その人には他に心を向けている第3者がいるんですよ！その2人がどうも円満ではないかそれに類する状況の時に、ヒョジンは愛する人に呼ばれちゃうんですよ！
愛する人が自分ではない人を愛していて、苦しんでいるときに呼ばれて慰めるんです。拷問かよ。でも会いにいってしまうんです。なぜなら愛しているから！
「僕じゃダメかな？」って勇気を出したくても出せなくて、今日も又同じことを繰り返していく…立派な当て馬ソングですよ！
泣いてしまうわ！っていうかMVでヒョジン泣いちゃってるじゃないですか…バレンタインにとんでもない曲でびっくりです。でもMVから曲までヒョジンの愛が満ち溢れていて大好きです。
私が慰めたいので早くアルバムが家に来てください🍫