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「〜のようだ」 意味と使い方【例文付き】

N:名詞 V:動詞 Na:ナ形容詞 A:イ形容詞 

【形】(まるで)+Nのようだ・N1のようなN2・NのようにV/A/Na

【意味】Nにある点でとても似ている。
何か似ているものにたとえる(比喩の)時に使う言葉。「まるで」は「全くもって」「まさしく」という意味。

【例文】
・手が冷たくて、まるで氷のようだ。
 →冷たいという点で「手」を「氷」に喩えている
・このクッキーは硬くて、まるで石のようだ。
 →固いという点で「クッキー」を「石」に喩えている
・今井さんはまるでロボットのように話す。
 →話し方という点で、「今井さん」を「ロボット」に喩えている
・妹はまるでお人形のように可愛い。/ 静かだ。
 →可愛い/静かという点で、「妹」を「お人形」に喩えている

【ポイント】
①主題にしているものとNには何らかの共通点があるため、共通点が明確でない場合、相手に比喩は伝わらない。
・このスマホはまるでペットボトルのようだ。(?)
②主題にしているものとNは別物である。
・このトマトはまるで野菜のようだ。(?)
    →このトマトはまるでフルーツのようだ。(○)  
*トマトは野菜というカテゴリーに含まれる語彙なので、「トマトは野菜ですけど?」と違和感が出る。
 
【教えるとき】
例示の「〜ような」と意味用法が似ているので注意する。
・まだ10歳なのに、大人が読むような本を読んでいる。
    (難しい本の例=大人が読む本)
・モデルさんが着ているようなおしゃれな服を着て出かける。
 (おしゃれな服の例=モデルさんが着ている服)
・私のような初心者でも簡単に作ることができました!
 (初心者の例=私)

T:私はどんな先生ですか。
S:やさしい。面白い。、、、、
T:どうやさしい?とても?すごく?

(やさしいver)
T:すごくすごくすごくやさしい、、、、、
 先生はやさしくて、まるで天使(絵も描く)のようだ。
(怖いver)
S:えーやさしくない。
T:え?先生は怖くて、まるで鬼/警察(絵も書く)のようだ。




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