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建設業界の未来を創る︓⽣成AI活⽤への挑戦【AIに負けないITエンジニア道】

こんにちは。私はジャストのITエンジニアとして、⽣成AI活⽤の推進に取り組んでいる杉⼭です。個⼈的に⽣成AIに興味を持ち、有名なChatGPTだけではなく、様々なAIサービスを試して実際の業務に活⽤しています。

⽣成AIは⾃由で強⼒なツールですが、ファクトチェックが必要など扱いにくいところがあるため、まだこれといったユースケースがなく、多くの会社で活⽤が⼿探りだと思います。

⽣成AIの知識を社内に展開して業務効率化を⽬指すべく、ChatGPT講習会を開催したので、その内容についてお話しします。

⽣成AIについて知りたい⽅は私の前回投稿をご覧ください。

社内ChatGPT講習会の開催

先⽇、全社員を対象とした「建設業界で⽣成AIを活⽤しよう」と題するChatGPT講習会を開催しました。この講習会には以下のような⽬的がありました︓

  1. ⽣成AIの基本概念と建設業界での応⽤可能性を理解すること

  2. ChatGPTを活⽤して建設物調査・メンテナンス業務を効率化すること

  3. AIリテラシーを向上させ、組織全体のDXを推進すること

講習会では、⽣成AIの基礎知識や活⽤⽅法についての講義を⾏いました。さらに、ChatGPTなどのAIサービスを実際に使⽤するハンズオンセッションも実施しました。会場とリモート合わせて50名以上の社員の参加があり、⽣成AIに対する関⼼の⾼さを感じました。

⽣成AIを活⽤して講習会のスライドを⾃動⽣成

社内での活⽤事例

ChatGPT講習会で共有された⽣成AIの活⽤事例をいくつか紹介します。

資料の翻訳

海外の資料を⽇本語に、⽇本語の資料を海外の⾔語に翻訳することで、業務の効率化を図っています。特定のAIツールを使⽤することで、スライドなどの⽂字も直接翻訳することが可能です。

新⼊社員研修資料の作成

社内資料や報告書を基にして、AIが新⼊社員研修⽤の資料や⼩テストを⾃動⽣成しています。これにより、AIは資料に基づいて無限に問題を作成することができ、試験対策にも活⽤されています。

社内のビジネスチャットアプリへのChatGPT統合

AIサービスの利⽤に際してユーザー登録やセキュリティの懸念が解消されました。さらに、社内のビジネスチャットアプリに統合することで、社員が安⼼して使⽤できる環境が整備されました。

⽣成AI活⽤を進めるためにやってよかったこと

1.ビジネスチャットアプリへの統合で使⽤のハードルを下げる

ユーザー登録やセキュリティの懸念から、AIとの最初の会話を始められないケースが多く⾒受けられました。また、無料ユーザーの会話数制限により、気軽に使⽤できない課題もありました。これらの課題を解消するために、社内ビジネスチャットアプリへの統合を⾏い、活⽤を促進することができました。

2.定期的な講習会の開催

⽣成AIの急速な進化に対応するため、定期的に情報をアップデートする必要があります。例えば、半年で画像読み取り性能が向上し、現在では簡単な図⾯をAIが読めるようになりました。今の⽣成AIでは解決できない課題も、時間が経過することで解決可能になることがあります。このように、最新の技術動向を把握し、適応するための講習会を定期的に開催することで、社員のスキル向上と⽣成AIの効果的な活⽤を図っています。

3.活⽤事例の共有

⽣成AIは多岐にわたる能⼒を持つため、何がどこまでの精度でできるかが分かりにくく、利⽤が難しいという課題があります。これを解決するために、⽣成AIに詳しいエンジニアと現場や事務が集まり、様々な視点で話し合うことで活⽤例を増やすことができます。また、講習会では参加者から様々な課題やアイデアが出されるため、それを共有することで新たな活⽤事例が⽣まれることもあります。

おわりに

⽣成AIの活⽤は、建設業界に⾰新的な変化をもたらす可能性を秘めています。安全性の向上、効率化、そして新たな価値創造—これらの実現に向けて、弊社は今後も積極的に最新技術の導⼊と開発に取り組んでいきます。建設業界でのAI活⽤にご関⼼をお持ちの企業様、当社の取り組みにご興味をお持ちの⽅は、お気軽にお問い合わせください。共に、AIを活⽤した建設業界の新しい未来を築いていきましょう。

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