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⽣成AIとは何か︖建設分野における未来を探る【AIに負けないITエンジニア道】

こんにちは!
ジャストには実際に現場で調査を行うメンバー以外にも様々なメンバーがいます。それぞれの得意分野で協力をしながら、日々構造物の安心・安全のために必要な技術・知識の研鑽に努めています。
本日は4月の投稿で好評だった「ITエンジニアが建設現場の実務資格を取得してみた」の記事を執筆したITエンジニアによる、生成AIについてのまとめをご紹介いたします。


建設業界の未来を⼤きく変える可能性を秘めた「⽣成AI」。⽣成AIに関する情報をご紹介したいと思います。 その⾰新的な技術がどのように私たちの業務を効率化し、品質を向上させるのかをご存知でしょうか︖
今回は、その⽣成AIの基本から応⽤例、そしてジャストの取り組みまでを紹介します。

⽣成AIとは何か︖

⽣成AI(Generative AI)は、⽂字通り「新しいものを⽣成するAI」を指します。具体的には、テキストや画像、⾳声などを⾃動で⽣成する技術です。この技術の背景には、機械学習とディープラーニングがあり、⼤量のデータから学習して、新しいデータを作り出すことができます。

現在、下記の3つが最も⾼速で精度がよいAIモデルです。

ChatGPT

  • 読み⽅: チャットジーピーティー

  • 開発元: OpenAI

  • 主な機能: 会話、⽂章⽣成、コード作成

  • 強み: ⾼品質な会話と⽂章⽣成、幅広い⽤途

  • ChatGPTについて詳しくはこちら

Gemini

  • 読み⽅: ジェミニ

  • 開発元: Google DeepMind

  • 主な機能: 会話、⽂章⽣成、画像認識、⾳声認識

  • 強み: マルチモーダル(テキスト、画像、⾳声を同時に処理)

  • Geminiについて詳しくはこちら

Claude

  • 読み⽅: クロード

  • 開発元: Anthropic

  • 主な機能: 会話、⽂章⽣成、コード作成

  • 強み: ⻑い⽂章や⼤規模なデータの処理が得意

  • Claudeについて詳しくはこちら

⽣成AIの現状

⽣成AIは、既存のAI技術と⽐較していくつかの強みを持っています。

創造⼒

⽣成AIは、その創造⼒で特に注⽬されています。以下に、対話と画像⽣成における具体例を⽰します。

  • 対話⽣成: ⽣成AIを活⽤したチャットボットや対話システムは、⼈間のような⾃然な会話を⽣成することができます。現場においては作業知識のサポートを⾏うことに期待が寄せられています。

  • 画像⽣成: ⽣成AIは、既存のデータから新しい画像を⽣成する能⼒を持っています。例えば、建築設計の初期段階で、アイス棒で作られた橋のような創造的な構造物のコンセプト画像を⾃動⽣成することができます。以下は、⽣成AIによって⽣成されたアイス棒でできた橋の画像です。

生成された画像「アイス棒でできた橋」

⾃動化

⽣成AIは、⾃動化の分野でも⼤きな役割を果たしています。以下に、報告書の作成と画像認識による分析にフォーカスした具体例を⽰します。

  • 報告書の⾃動作成: ⽣成AIは、調査データや現場の情報を基に⾃動的に報告書を作成することができます。これにより、データ⼊⼒やレポート作成にかかる時間を⼤幅に削減し、より⾼度な分析や判断に集中することができます。

  • 画像認識による分析: ⽣成AIを⽤いた画像認識技術は、ドローンや監視カメラから収集された画像データを解析し、現場の状況をリアルタイムで評価することができます。これにより、異常検知や品質管理が迅速かつ正確に⾏われます。

建設分野における応⽤例

⽣成AIは、建設分野においても様々な形で応⽤されています。

  1. 設計業務の効率化: ⽣成AIを⽤いて建物の3Dモデルを作成し、建設計画を⽴てることで、設計業務の効率を⼤幅に向上させます。

  2. ⼯事計画の最適化: 設計データや⼯事フロー、資材調達のパターンを分析し、最適な⼯事計画を⽣成AIがシミュレーションすることで、⼯事の遅延リスクを回避します。

  3. 安全対策の強化: ⽣成AIを活⽤して施⼯現場の安全性を⾼め、労災対策やセキュリティのトラブルを減少させます。

ジャストの取り組み

ジャストは、⽣成AIを積極的に活⽤し、業務の効率化と品質向上に取り組んでいます。以下は具体的な取り組みの⼀例です。

⽣成AIの活⽤研修

社員に対して生成AIの活用方法をレクチャーする研修を実施しています。研修では、セキュリティ面での注意事項や、安心安全に効率よく生成AIを使う方法を教えています。また、生成AIが誤った結果を出す可能性にも配慮し、正確なデータを見分けるためのチェックポイントや手順を学ぶことが重要です。これにより、社員全体のスキルアップを図り、生成AIの効果的な活用を推進しています。

各調査に特化した検索AI

建築基準法や⽕害調査、各評価指標などに特化したAIを開発しています。この検索AIを活⽤することで、迅速かつ正確に必要な情報を取得し、調査業務の効率化と精度向上を図っています。

図⾯や野帳の認識と⾃動化

図⾯や野帳から⽂字や記号を認識してデータ化する技術を模索しています。⼿作業でのデータ⼊⼒を省略し、野帳から報告書の⾃動作成が実現するかもしれません。


私たちジャストは、このような生成AIの可能性を活用し、建設業界の未来を切り開いていきます。

生成AIについて知りたいことなど生成AIのご相談がありましたら、ぜひジャストまでお問い合わせください。


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