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ジャストコラム

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株式会社ジャスト( https://www.just-ltd.co.jp/ )で掲載していた人気コンテンツ「ジャストコラム」をnoteで発信開始いたしました。 創業から50年を超… もっと読む
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#耐震診断

〜1次診断・2次診断・3次診断とは?〜(2011/11/21掲載)

※本コラムは、2011/11/21に株式会社ジャストのコーポレートサイトへ投稿されたコラムの再掲となります。 前回のコラムでは、私たちジャストの営業所で行った耐震診断と耐震改修の実施例をご紹介しましたが、耐震診断の内容についてはかなり省略してしまったので、少し分かりにくかったかもしれません。そこで今回は改めて、「耐震診断とは、どのような基準に基づいて、どのように進めるのか」ご紹介しましょう。 まず耐震診断の方法としては、建物の用途や種類に応じて数種の指針が定められています

~耐震診断と耐震改修の事例~(2011/9/21掲載)

※本コラムは、2011/9/21に株式会社ジャストのコーポレートサイトへ投稿されたコラムの再掲となります。 これまでのコラムで、耐震診断の対象となる建築物や、耐震診断の際の重要な目安となるIs値(構造耐震指標)などについて紹介してきましたが、実際の耐震診断や耐震改修はどのようにして進めるのか、ご存知ない方も多いと思います。 そこで今回は、私たちジャストが実際の業務に使用している建物で行った耐震診断・耐震改修の実施例を紹介しましょう。 今回、耐震診断・耐震改修を行ったのは、以

~強度(C)と粘り強さ(F)とは?~(2011/8/21掲載)

※本コラムは、2011/8/21に株式会社ジャストのコーポレートサイトへ投稿されたコラムの再掲となります。 耐震診断の際の目安となる指標について紹介した前回のコラムでは、建物の耐震性能は主に強度(C)と粘り強さ(F)で決まると説明しました。このうち「強度」は、文字どおり、地震に対する建物の強さの度合いを表わすものです。では「粘り強さ」とは何でしょうか。建物が粘り強いと、どんなメリットがあるのでしょうか。 地震の力は一種のエネルギーです。従って、建物の耐震性能を高めるには

〜構造耐震指標「Is値」とは?〜(2011/6/21掲載)

※本コラムは、2011/6/21に株式会社ジャストのコーポレートサイトへ投稿されたコラムの再掲となります。 前回のコラムで、耐震診断は主として1980年以前の「旧耐震基準」で建てられた建築物が対象であることを紹介しました。では、こうした建物の耐震性能はどのようにして求めるのでしょうか。 1981年以降に採用された新耐震基準では、建物の規模や形状・特性などによって異なりますが、建物が一定の保有水平耐力(地震による水平方向の力に対応する強さ)を有しているか否かを何らかの方法に

〜耐震診断が必要な建築物とは?〜(2011/5/21掲載)

※本コラムは、2011/5/21に株式会社ジャストのコーポレートサイトへ投稿されたコラムの再掲となります。 大地震への懸念が高まるなか、耐震診断や耐震補強の必要性が叫ばれています。 では「耐震診断」とは、具体的にはどのような建築物が対象となるのでしょうか。 日本の建築物の耐震基準は、関東大震災(1923年)、福井地震(48年)、十勝沖地震(68年)、宮城県沖地震(78年)といった大地震が発生するたび、新基準の制定や改正が繰り返されてきましたが、このなかでも特に重要なのは、