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20200525 朝から堪忍袋が爆発したが、久保・能町のおかげで落ち着き……つづ井さん読んで結局「オタクすごっ」てなった話。

いやはやキレたね。もう、誹謗中傷問題のせいで数カ月ぶりに朝からプッツンしちゃったのは間違いなくて・・・いやもうプッツンとかじゃない。ズバァーーン!!頭ズバァーーン!!。確か前に脳の血管がはじけ飛んだのって、3カ月前くらいだったから改めてコロナの恐ろしさを知ってるよね今。

で、なんやかんやあって指原莉乃を推すことに決めたんだけど、さらになんやかんやあって、12時ごろにはでんぱ組に帰ってきて「まもなく……でんぱ組.incが離陸します」を聞きながら「清竜人恐ろしいな。何喰ったらこんなあざとい曲が書けるんだ」とか思っていて「あれ?でも初期のほうって秦基博的な感じだったよな・・・まさか性転換したのか?」と「清竜人 性転換」で調べようと思ってTwitter開いたらまだTLに誹謗中傷系のつぶやきがあって、思わずはらわたがもう瞬時に蒸発して、後にはなにも残っていなくて、怒りを通り越して絶望で呆然としていつの間にか孤島にいた……なんてのは嘘だが、もうストレスで全身が砂漠だったのである。

空っぽな頭で久保ミツロウと能町みね子の「俺たちデトックス女子会会議室」を聴いてたら久保ミツロウが「ゴメスザヒットマンの「夜明けまで」がまぁ付き合っている2人の恋模様を描いている曲なんだけど、その曲を風呂場で口ずさんでたら嗚咽が・・・44の自分にはもうこんなドラマは訪れないのか」みたいなことを言ってて。ほんでその次の回で能町みね子が「ドラマの「M」見てるんだけど、まじ設定がボロボロで面白い」みたいな話をしていて……。なんかこう超自然体な2人の話を聞いていると、いつのまにやら私のはらわた活火山も氷河期に突入して恐竜は死滅して、新しい生命が生まれ、サルになり、人間になり、まぁ落ち着いてきたんですな。

そしたら友人が「腐女子のつづ井さん」をお勧めしてくれてたことを思い出して、さっき書店でマンガを買って読んだのだが、なーんも考えずに笑えて。もうすっかり私は落ち着きを取り戻したとともに最終的に脳内に残っているのは「オタクのすばらしさ」という一点だけで、「私は何オタクなんでしょうか」と頭のなかにいる小さい私に問いかけると、やついわく「シュルレアリスムだろ」とのことで、「なんだか腐女子レベルで他人にカミングアウトしにくい趣味だな」とか思っている。

シュルレアリスムが好きだ。というのを他人に漏らしにくいというのは、実は前の記事でも一度書いたんです。本当に友だちがいなくて……。たまに美術好きの方で「シュルレアリスム面白いですよねー」と言ってくれる方がいたとしても「ふへへ、ぼ、僕・・・あのぉ、たまに自動筆記とかするんですけどぉ・・・へへへ・・・自動筆記をすると・・・無意識にある言葉がアウトプットされるんですよぉ・・・すると自身の・・その・・・哲学的な思想だとか・・・強烈な思い出だとかが・・・自然と表層に出てきて・・・そのぉ・・・へへ・・・おもしろい・・・へへ」とかドゥフドゥフ言いながら語ってしまうと、相手の顔が引きつる。「お?感電したか?」ってくらい引きつる。しかしまぁ好きなものはしょうがないし、シュルレアリスムと名の付く作品はかたっぱしから見まくってたら記事が今ではGoogleで「シュルレアリスム」と検索すると4位まで上がってきた。もう後には引き返せない。

ではなぜこんな辺鄙なものにはまったのかというと、そもそもシュールな笑いが好きだったというだけのことである。小学生のころから「笑ってはいけない~」では板尾が好きだったし、中学ではさまぁ~ずの大竹にはまった。高校では友人の家で当時はまだ再生回数100回くらいだった谷口崇のアニメを見ては学校で真似をしており、いつしか「シュール」という言葉にとりつかれてしまったわけだ。すると20歳前に「シュールってそもそもなんだ?」と気になってきて、実は我々が使っているシュールとは違う「シュルレアリスム」がおおもとの言葉だ、ということに気づくわけだ。調べていくと、「なるほど。ウケる」と思った。というのも最初に観たのがマグリットのこれだったのである。

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いや全力で笑わせに来てるだろこれ。すっかりドーピングした前田敦子、とでも言おうか。いや法事のアンパンマンか? ちなみに実際の作品名、何と思う? 答えは「生活の術」。いやもうわけわかんねぇわ。今風に言うとライフハックだよ?これ。顔面すらハックできていないやつが何を言ってんだ。最高じゃん。マグリット、超絶馬鹿じゃん。と大学生の私は思った。ほんでそのとき、住んでいた福岡でシュルレアリスム展があるとのことで見にいったら、しょっぱなで「レモンにコンセント挿してるだけのオブジェ」をめちゃくちゃ真面目な顔で観察している白髪のおじさんがいた…………。咳でごまかしながら素直に笑った。もうこれは板尾の笑いと同じだった。そこからシュルレアリスムを調べ始めたわけだ。するといろんなことがつながってくるもので、私はアニメなどのメタフィジカル(形而上)が好きなのだが、シュルレアリスムもまたジョルジョ・デ・キリコの形而上絵画が発端になってたり・・・。こう、点と点が線でつながってきた感じだ。

そんなこんなでシュルレアリスムオタクになったわけだが、やっぱりオタクっていいよね。8時間ぶっ通しで喋れる何かがあるって、それだけでもう面白い人だ。いや~いつか皆さんの「オタ活」も聞かせてほしい。存分に語り合って内輪でホクホクしよう。

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