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江口寿史のイラストまとめ! 現代の美人画の歴史だろ

小学生のころは野球をしていて、ドカベンやアブサンなどの野球マンガを読んでいたんですけど、そのなかで偶然「すすめ!!パイレーツ」を買ってもらったのを強烈に覚えている。

いやもう何考えてたんおとん?ってくらい野球しないマンガ。ドカベン、あぶさん、すすめパイレーツで並べたら水島新司から殺されるぞ俺。

いやもちろん野球にはまったくいかせなかったのだけれど、登場人物の梶野望都に完全に一目惚れしたのは覚えてます。それから私は江口寿史が描く女の子に夢中なので、今回は自己満足的に江口寿史の女の子の魅力を書きます。

すすめ!!パイレーツの思い出

いや〜、誰とも話が合わなかったんですよ。そりゃそうだ。このマンガが出たのって1977年だもの。9歳の私が読んでたの2000年だもの。石野真子ネタとか言っても「だれそれ?」だよね。でも『すすめ!!パイレーツ』は今読んでもめちゃめちゃおもろい。

パーフェクトエディションで買ってもらったので、すんごくボリューミーで、もうそれはそれはワクワクしながら読み進めたんですよ。

もう、読み終わるまであっという間だった。野球はもうぜんぜんしてなくて、超ギャグ漫画なんだけど、急に関係ない話をし出したり、見境なくウルトラマンとか出てきたりして、そのめちゃくちゃ感が小三の私には鮮烈だったんだと思う。で、梶野望都に恋をするわけだ。

梶野望都ちゃんは超金持ちのお嬢さまで、頭が良くてすごくお淑やかでいつもポジティブで連敗中にも「みんなでがんばって連敗地獄を抜け出しましょうね」とか声をかけてくれる素敵な女の子で、165km投げるんです。

天才すぎて孤独になってるところを今作の主人公的存在である犬井犬太郎に見抜かれ、惚れちゃうという展開でしたね。懐かしい。

ちなみに犬井犬太郎はこんなおっさん。

これヒゲじゃないですからね。もみあげを前で結んでるんすよ。そんなやばいおっさんなのに恋しちゃう梶野望都ちゃんが可愛すぎてもう。165km投げるのにもう。

普通、彼女が165km投げたらひくよね。いや彼氏でも引くかもしれんな。大谷翔平の彼女とかショッピング中に大谷くんがお釣り受け取ってるの見て「あ、お釣りもらってる……。165km投げるのに……」とか、ふと思ったりするんかな。なんか、鯉に餌あげるときとか「あ、餌あげてる……165km投げるのに……」みたいな。

いやとにかく、そんなハードルを超えてまで梶野望都ちゃんは可愛かった。

とりあえず江口寿史が描く女の子を並べさせてほしい

もう我慢できないので江口寿史画の女の子を並べます。

ひばりくんのときと絵が変わってるのは大友克洋の影響らしい。大友克洋のキャラに鼻の穴が描いてあるのを見て、鼻の穴を描くようになったんだとか。

いや〜、しかしかわいい。完全に喜多川歌麿超えてる。江口寿史にしか描けないかわいさ。

江口寿史の描く女の子は「かわいい」というより「ただものではない」

かわいいかわいい連呼してるんですが、江口寿史の描く女の子は単にかわいいだけじゃないんだと思います。そんな絵は山ほどあるもの。

なんか「ただもんじゃない空気」というか、ちょっとこれは目を離してはいけない人に見えてくるんです。その理由が何かはわからんのが悔しい。小物かなぁ。ファッション含めて魅力的ですよね。

この絵のスニーカーの汚れとか「分かってんなぁ!」と思います。ちょっとお茶目で、なんかこう、ポジティブで好きなものを好きと言える、みたいな。正直で魅力的な感じがすごい出てていいですよね。

そんなに突飛なモノを身に付けているわけではないのにな〜。なぜか特別な空気を纏っているように見えるんです。

最近、江口寿史責任編集の「CUE」も買ったんですよ。1枚絵じゃなくてもめちゃめちゃアホな女の子でも、すごくかわいいでしょ。これ「ほぼ屁だけで男女の生涯を描くっていう幸せすぎる話」なんですけどね。

いや〜、この記事、我ながらたまに見にくるわ。こんだけ江口寿史の女の子が詰まったページってだいぶ幸せじゃないか。

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