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ロッキン×ロキソニン

今月の頭に参戦してきたロッキンジャパン2024の感想やら個人的行動の反省やらをnoteに綴っては保存、綴っては保存…で一向に纏まらないまま2週間が過ぎようとしている。

どうも今月に入ってから様々な要因で頭痛が頻発しており、参加しようと思っていた予定にも顔を出せず。
家系的に脳出血のリスクが高く、ずっとここ20年近くその不安が私に付き纏っているのだが、今のところまだ私には脳出血は起きていない。
数ヶ月前に近い親族が脳出血で生命の危機に瀕したばかりなのもあり、やはり頭痛が起こるとナイーブになってしまう。
(親族はどんな形であれ生命を取り留めることが出来たので、不幸中の幸いと言えるだろう。)
ロキソニン頼りの頭痛も肩凝りからなのか気圧のせいなのか…。
悩んでいたけれど、マッサージを受けたり様子を見るなどをして漸く治まった。
気持ちも体調も回復した。多分精神的な事やらストレスやらもあるのかもしれない。
これで体重も落ちればもっと身動きがしやすくなるのだけれど、今は取り敢えず頭痛の無い日常が嬉しい。


さて、2024年のロッキンジャパンのフェスを一言で振り返ると
「(暑さとトキメキで)死ぬかと思った」
しか出てこない。
私が参戦したのは8/4のたった1日だけだが、それで金銭的にも体力的にも夫婦関係的にもギリギリである。
今月はまぢで夫婦すれ違い生活気味なので、ちょっとちゃんと夫のことを大事にはしたいのだけれど。
まぁ、それはまた今度noteのネタにしようではないか。


アーティストの敬称略で簡単にこの日の私の動きを綴ろうと思う。
朝、東京都内から電車を乗り継ぎ千葉駅へ。
肩に掛けたリュックには日常的に持ち歩いているもの、ヒンヤリグッズ、塩気のあるもの、色々なものが入っている。
そして左肩に掛けた大きめのエコバッグには500mlのペットボトルが7本。
うち3本は凍らせている。
既にもう肩が重い。多分頭痛の原因の1つは重すぎる荷物もあったかもしれない、と今なら思う。今ならね。

千葉駅から会場までの蘇我スポーツ公園までの臨時の直通のバスに乗るための行列に並ぶが、もう暑いし人が多いし、この時には既に私のHPは出発時の半分くらいに削られている。
随時発車されるバスはギリギリ私までが乗車できた。1人だったから乗ることができた。
程好くぎゅうぎゅう詰めのバスで立ったまま揺られて会場入り。

私が1人で参戦するのは友達がいない!という点が大きいのだが(悲しいなヲイ!)、移動の時に身軽に動けるメリットが大きいからだ。
普段のライブハウスでの参戦はXのフォロワーさんと予定が合えば会うし、1人でも参戦するし、その時のケースバイケースだけれど。
こういう野外の大型フェスは人と一緒だと楽しみも嬉しさも尚更倍増すると思う反面、トイレや食事や休憩や合流や移動など常に気を遣わなければならない。
暑くて疲れてシンドい時に、子供のようにイライラしてしまうという悪癖を持つ私には、こういう時は単独行動が最適解だと思っている。


話は逸れたが、去年よりスムーズな入場を終えた。


入場ゲート前から人が多すぎる予感…!

ここに来るまでも、徒歩で来ている人達の波が凄かったのを見ている。
カメラを持って人混みを撮る「撮り鉄」みたいな人も何人かいた。人混みを撮る人達は何と呼ぶのだろう。

ロッキンが始まる時間までは無料開放されたフクダ電子アリーナで休憩を取る。
トッパーのキタニタツヤは事前にXのフォロワーさんにお勧めされていたので何曲か事前に予習をしていた。
どうしてもこれは開始前に着いて準備をしてド頭から見なければいけないと思った。

尚、余談だがこの日はXのフォロワーさんには誰1人として会うことは叶わなかった。
電波状況も良くないし、人それぞれ行動のペースが違うためXを開くタイミングもバラバラなのである。
会いたいという意思表示は皆それぞれしていたものの、茹だるほどの暑さと人の渦の中で具体的に次のアクションを起こす余力は私にも皆にも無かった。


時間があったため今のうちに朝ご飯と昼ご飯を兼ねて食事をしよう。

ハラミビビンバ。
ちょっと移動に時間がかかり冷めてしまったが美味しいことに変わりはない。

出店ブースを一通り見て、行列が比較的短いお店で買った。
近くのテントは埋まっているのでフクダ電子アリーナまで戻る。
日差しと人の多さが移動する足を阻む。

腹ごなしをし、今すぐ使わない荷物もクロークに預け、ロッキン開始15分くらい前にキタニタツヤのステージ場所へと移動した。
予習をしていたおかげで「青のすみか」「次回予告」など何曲かは分かった。
「行け、戦え、負けないで!」って叫べたの楽しかった♪
テンション上がったのも束の間、あっという間に持ち時間終了。
ステージの奥へと消えていったキタニタツヤを大画面越しで確認し、余韻と微かな頭痛に襲われていた。
多くの人が次の目当ての為にそれぞれ他のステージやら出店ブースなどへ移動しだした。
私は約一年ぶりの野外フェスの余韻に浸り、もうしばらくしてから移動しようと思っていた。

サプライズは突然だからサプライズと言うのだ。
誰もいないステージに突如としてボルドーを基調としたキタニタツヤの目を模したロゴが映し出された。
「あぁ、これは何かあるな!」と予感し、人がはけて空いていた前の方に移動する。

まさかのGEMNの登場だった。
先程と同じ衣装のままのキタニタツヤが中島健人と妖艶なダンスと歌でファタールを魅せてくれた。
これも予習をしていたものの、まさか目の前で聞けるとは思ってもいなかった。
女性は元より男性の多くが「ケンティーじゃん!!!」と目を輝かせて前へ前へと行く様子が目立った。
ロッキンは子供連れの家族や車椅子の方も多い為、安全面に配慮してモッシュやダイブなど危険行為が禁止されている。
前に行く人たちも私が見た限りでは節度ある人たちばかりで、いくら口では「キャーーー!!!ケンティー!!」と叫んでいても他者を押したり、乱暴に前進するような行為は見られなかった。

この日の一発目からとても良い時間を過ごせたし、本命のジグザグに備えてフクダ電子アリーナに戻った。
どうも頭痛が酷くなっている気がする。
持ってきたポカリや水のペットボトル、凍らせた麦茶など水分を摂る。
あ、持ってきた梅干しや塩タブやらもきちんと食べたよ。(昼前のハラミビビンバもかなりコッテリめの味でした。)

あのちゃんのステージも興味本位で見たかったけれどフクダ電子アリーナの巨大画面で堪能。
あぁ、ちょっとまだ午後になったばかりなのに頭痛が酷い。眠すぎる。しんどい。
フラフラになった私はフクダ電子アリーナの椅子に座ってウツラウツラしだした。
生理直後で貧血気味・楽しみによる寝不足・快晴すぎる眩しさと暑さ。
とにかく肩が凝りすぎて痛すぎて自分で肩をモミモミしながら目を閉じた。
出発前に嫌と言うほど熱中症対策はしてきたはずだった。
脳細胞が熱でやられたと思った。
こういうときに1人で参戦するのはなかなかリスキーだと思った。
友達がいればせめて貴重品だけでも見ていてもらえるだろうし、最悪の場合救護係を呼ぶとか頼めるかもしれない。
そんなことを思いながら目を閉じ、少しでも脳を休ませようとした。

フクダ電子アリーナの巨大画面では結束バンドが演奏している様子が映し出されていた。
次にハッと気付いて目を開けたときは、それから約1時間が経過していた。
頭痛は少し治まりかけており、ただただSCANDALとMY FIRST STORYを見たかった後悔が残った。
ホント、まぁ、この程度の休息でとりあえず動けるくらいには回復できたので一安心。
遅すぎるけれどMY FIRST STORYのステージに向かうことにした。

何とステージに着いた頃にはMY FIRST STORYとハイドのコラボの夢幻の演奏中だった。
先程のGEMNを見た位置より遥か遠い場所から大画面越しに見る。
私のXのフォロワーさんたちも私のようにバンドを追うバンギャルさんやギャ男さんたちなので、きっとこのステージを見ているんだろうな、と想いを馳せた。

お目当てのマキシマム ザ ホルモンのステージは腹ペコさんたちの暴れ具合を考慮して後方を陣取った。
先述したとおり、ロッキン自体がモッシュやダイブなどの危険行為を禁止している為、まぁ、安全なのだろうとは思ったのだけど安全だった。
ナヲのMCでも生命の危機を感じるくらいの暑さだから無理はしないように!と念を押された。

パーソナルスペースを確保しつつ皆が思い思いに音楽を身体で浴びる。
頭を振る者、大人しそうな年配者、手の動きがヒップホップ界隈のような兄ちゃん、私のようなバンギャルちゃん、街にいそうな若い今風の子達、明らかに夏休みの学生たち…
ラスト2曲で生田斗真が出てきてヘドバンしながら「殺意vs殺意」「恋のメガラバ」熱唱。何だコレ、エモい。
天テレ戦士だった頃の生田斗真を見てきてる同世代として胸熱なコラボ。
生田斗真が腹ペコなのをこの日私は初めて知った。
恋のメガラバはとにかく腕を上下にフリフリして踊れて楽しかった。
目の前のガタイの良いお兄さん3人組が激しく踊り狂ってて「スゲェ…」と思った。迫力があるね。
先程のような頭痛は振り返さなかったが、ゆで卵のように一度でも熱にやられたタンパク質は元には戻らないため、夜のジグザグまでは無理しないでおこうと思った。


当初の予定ではHYDEのステージを見るはずだったが、ここは纏まってガッツリ休んでおこうと思い予定変更。
トイレに行ったり水を飲んだりするついでに、クロークに預けた荷物から事前に凍らせておいたペットボトルを取り出し、ヒンヤリグッズを駆使して体温が上がりすぎないように注意した。
500円くらいでドラッグストアで買った頭皮に振りかけるヒンヤリスプレーはこのロッキンの会場内で使い切るつもりでいたけれど、意外と使い切れなかった。
現在も普段使いしている。

Xを開くとロッキンに来ているフォロワーさんが、かき氷屋さんの投稿をしていたので私も行ってみることにした。
並んで並んで並びまくっている最中、店員さんが並んでいる人に対し氷の欠片を配ってくれていた。
フォロワーさんがXに載せていた投稿と同様に、私も氷の欠片を受け取った。


ポトポト溶けるキラキラの欠片。


私の前に並ぶ大学生のメンズ2人組を真似して、首に掛けたタオルにこれを包んで首に巻き直した。
ジグザグのバンドタオルはジワーっと濡れてヒンヤリと私の熱を一気に下げた。
そうだ、体温を下げるのは主要な血管やリンパを冷やすのが効果的なんだっけ。

他の人は手に持ったまま、濡れた氷で掌だけ冷ましているけれど、前の大学生たちのおかげで私のHPがかなり回復した。
ジグザグの時間までになるべくMAXに近付けておきたい。
このかき氷屋さんは1つのかき氷にシロップを2つ掛けられるのが売りだったので、珍しいシロップがたくさん用意されていた。


ざくろとカシスが気になる!

この中で私が悩みに悩んで選んだお味は【もも】と【パイナップル】。


優しい色…!!!

インスタ映えを狙うならイチゴとマンゴーだよなぁと思ったけれど、私、長らくインスタは更新していないんだよなぁ。
なら、好きな色や味でいっか☆と開き直った結果がこれ。
熱すぎてどんどん溶けるので、これはもうフクダ電子アリーナまで戻らず、近くのテントで1人分の空いた席を探し出して食べた。
暑いし溶けるしタイムテーブルは着々と進んでいるし、別の意味で頭痛が来る予感を感じながら早食いした。
まぁ、キーンとした頭痛は来なかったけれどね。
体温はもうしっかり腹の底からガッツリ下がったと思う。

HYDEのステージを犠牲にして体調を整え、LiSAのステージまで移動する。
とは言え、ゴメンなのですが、私、紅蓮華と炎の2曲くらいしか知らない…。
長年バンドマンの追っかけをしている経験上、その場のノリでノれる自信はあるけども…。
不安感を持っていたけれどLiSAのステージの時間になったら不安は消し飛んだね。
だってプロがノせてくれるんだもん。
LiSAの赤い髪はマゼンタなのかな?ピンクにも見えて可愛かった。
そして細くてスタイル抜群。
MCの声は可愛いし、歌うと格好いい。LiSAって凄いな…!!!
家に帰ってから「ADAMAS」のMVを探したのは言うまでもない。

ここらでアジカンやVaundyも見たかったのだが本命のジグザグの場所取りのために乃紫のステージに行く。
私は前方エリアに落選してしまったのでなるべく!なるべく!前方エリアに近い場所を狙わないとあっという間に後方で見る羽目になってしまうのである。

乃紫のステージが終わり、人が動き、どうにか前方エリアから5列目くらいの位置をゲット。
去年の年末に行ったジグザグの単独禊(ライブのことを禊と言う)では機材開放席でギリギリどうにかメンバーが見える位置だった為、ちょっと不完全燃焼感があったけれど、この日はドセン確保。
隣のステージではケプラさんの演奏が始まった。
離れたステージなら同時進行的に演奏できるけれど、隣り合っているステージは音がぶつからないよう演奏時間がずらされたタイムテーブルになっている。
ケプラさんの演奏中はジグザグの音出しは意図的に控えられており、配慮されてるのが伝わってきた。
命様以外の3人がステージの上手の端からケプラに向かって腕を上げている様子も和んだ。
ケプラさんの演奏やMCをジグザグのいるステージから見て、参拝者全員で拍手をするなどした。

あ、参拝者というのはジグザグのライ…禊に行く人の呼称であって、神社仏閣は関係無いよ。

ケプラさんの演奏が終わり、ジグザグの音出しが始まる。
命様も出てきてリハはいつもの「復讐は正義」。
いつもの、と言っているけれど私がフェスに参戦するのはこれが2回目。
去年のロッキンのリハもこの曲だった。
他のフェスでもリハは復讐~らしいので、リハとしてやりやすいのかもしれない。
去年は1番だけで終了→本番で丸々1曲演奏だった為、今年もそうだろうと思ってヘドバンも拳もあまり本気でやらなかったのだが、本編で復讐~やらなかったYO!!
本気で頭を振れば良かったと後悔!!

セトリ
01. Drip
めっちゃ好きな曲!カッコ良すぎ問題。

02. 忘却の彼方
MV含めて私の好きな曲トップ3にランクインする曲。初めて生で聴けた!

03. JAPPARAPAN ~Japanese Party~
新曲!フリは一部できなかったけどお茶を飲むフリはギリギリ出来た。
楽しい寿司ソング。

04. 愛シ貴女狂怪性
「この曲はフェスでやらないってXでよく言われとるけど、そんなん誰が決めたんじゃー!」という命様の煽りにエゴサ王の片鱗を垣間見た。口から音源。

05. きちゅねのよめいり
皆でコンコン♡楽しい時間♡これはやはり新規ファンの獲得の為に必要な曲だと思う。
おじさんもおばあさんもガタイの良い兄ちゃんもコンコン♡してるなんて世界平和、LOVE&peace。ロックだ。

06. Nighty night!
拳は表なのか裏なのか問題。まったりと幸せな気持ちのままステージ終演。

*全部公式がYouTubeでMVやライブ映像を公開しているので、「ジグザグ バンド」で検索してみてくだされ。
貼る労力が無かった…😅💦

帰りは激混みを予想して徒歩で蘇我駅まで行くことにした。
去年はバスに乗るまでかなり待たされて辛かった為、それを見越しての事だ。
結果的に20分前後で駅まで着き、電車を乗り継いで帰宅できたのは22:30頃。
去年は0:00を回っていたのでかなり時間短縮ができた。
Xのフォロワーさん曰く、去年のバス待ち状況は酷かったけれど今年は比較してスムーズにシャトルバスに乗ることができたとのこと。
色々と反省・改善してくれた運営やスタッフさんの努力を感じる。


しかしながら悲しくも現実は無慈悲にアラフォーに襲い掛かる。
翌日はバイトを予め休みにしておいて正解だった。
ホントもぅ20代の頃に戻りたい。
身体がギシギシすぎる。
筋肉痛と肩凝りと頭痛のオンパレード。
おかしいなぁ、ライブの勲章に耐える体力をどこかに落としちゃったよ…。

まだチケットは取れていないけれど、年内に2つほどライブ予定はあるので体力つけたい。
ロッキンの前も同じようなことを言った記憶があるけれど。

今年のロッキンは去年以上に私の体力の無さを痛感した。
私の最後の30代の夏はこの1日で燃え尽きたと言っても過言じゃない。
いつか消える生命・あっけなく解散するバンドたち…儚い一夜の花火のように。


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