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花嫁の手紙

結婚式の会場と日取りが決まったある日母が言った。
「花嫁の手紙はいらないからね。普段から伝えてくれてるから十分。今までありがとうじゃなくて、これからもよろしくねの明るい式にして欲しいな。」


こうして花嫁の手紙のない
親しい友人と家族だけの小さな結婚式が行われた。
6月の沖縄。

今でもこの日を思い出すと愛おしくて涙が出てくる。あの空間あの場にいた全員を大好きっておもいだす。


みんなへこれからもよろしくねの式。
パーティーの高砂は無しにした。新郎新婦も混ざってみんなでひとつの長テーブル。友人の余興もなし。昔歌手をしていた父が玉置浩二の幸せのランプを歌ってくれた。


そして最後に
これからもよろしくねのスピーチをした。


その時握りしめていたメモを読み返すと
あぁ私は
友達を説明するとき
結婚相手を説明するとき
きっとこれからも同じことを言うだろうな
と思う。


これは、スピーチの一部
今読んでくれているあなたのことでもあるのよ。

今私が自由な心で過ごすことが出来ているのは
どんな私も受け止めてくれる友達のおかげです
女だからこうじゃなきゃいけないとか
男はこうじゃなきゃいけないとか
他の人が代わりになれるような自分ではなく
誰でもない唯一無二の自分を
思いださせてくれる友達
それがあなたたちです



そして彼のこと

辛い時に助けてくれるのは当たり前で
私を悲しませないように不安にさせないように
導いてくれる人です
👳🏻‍♂️といると自由で、何にもとらわれず縛られず
2人の生き方を見つけていく感覚が心地良いです
住む場所はどこでもいい
子供がいてもいなくてもいい
そんな風に思えます
これから一緒に人生の冒険をしていくのが楽しみです





私はこんな人たちに囲まれている。



私の人生が変化しても、私とみんなの関係は変わらない。そんなみんなが宝物。





これからもよろしくね


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